ずっと此処にいたい ページ3
診察が終わって自分の病室に戻ろうとした時、子供達の声が聞こえてきた。小児科病棟からだ。渡り廊下の向こうから楽しそうな声が聞こえてくる。ちょっと遊びに行こうかなぁ。
プレイルームに行くと沢山の子供達がわちゃわちゃ遊んでいる、かわいい。混ざってこようかな。
「こんにちはー、何してるの？」
？「今ね、おうちつくってるの！」
名前を聞くと、どうやらその子はハユンちゃんと言うらしい。まだ3、4歳ぐらいだろうか。
JN「お、A！来てたんだ」
「あ、ジン先生。こんにちはー」
？「ジンヒョン、知り合いですか？」
JN「ユンギが担当してる患者さんだよ」
ジン先生と一緒に来たのは、笑顔が素敵で優しさが溢れ出てる感じの先生。
HY「ジンせんせいもあそぼー？」
JN「このソクジンがお家作ったら誰にも負けないぞー勝てるかハユン？」
ジン先生と一緒に来た先生と目が合った。やばい、見過ぎたか。
？「僕はパク・ジミン。新しく入ったユンギヒョンの患者さんがこんなに可愛いなんて知らなかった」
今、口説かれました…？
JN「やー、ジミナ！Aを口説くな」
JM「ヒョンこそAちゃんがこんなに可愛いって知ってて、どうして黙ってたんですか？」
JN「そう言うわけじゃないよ！」
JM「もー、冗談ですよ笑」
先生達もわちゃわちゃし出した。小児科病棟って毎日面白そう。
JN「ところでAは何で此処にいるの？」
「さっきナムジュン先生のところで診察してもらって、寄り道してきたんです。私、子供が好きなんですよね」
JM「いつでも遊びに来て良いよ、ユンギヒョンにバレたらどうなるか分かんないけど笑」
噂をすれば当の本人がやってきた。まずい。
YG「おいA、何してんだ」
「いや…何もしてないです」
JN「A、それは無理があるよw」
ひゃっひゃっひゃっ、と窓を拭き始めたジン先生。
「ユ、ユンギ先生こそ…何で此処にいるんですか！」
YG「俺はジンヒョンに用が有って来たんだよ。いいからお前は早く自分のとこに戻れ」
うぅ…冷たい。もうちょっと遊んでたかった。
HY「バイバイ！Aちゃん」
「バイバイ、ハユンちゃん。また遊ぼうね」
あーすごい可愛い子だったなぁ…それにジミン先生もかっこよかった。次はユンギ先生にバレないように慎重に行かないと。
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作者名：-snow- | 作成日時：2021年9月5日 22時
