プリンの為なら話は別 ページ13
___________てください、Aさーん。
んん、何だ…誰かに呼ばれてる。瞼を開けるとそこには看護師さんがいた。
看「あ、やっと起きましたねー。ご飯の時間ですよ」
いつの間にかテーブルにはご飯が置かれていた。さすがに寝過ぎたか。今日のご飯は正直…ちょっと苦手だけどこの前頑張って食べるって決めたし…
一口食べた。
うん、頑張ったんじゃないか。一人で食べれたし。よし他の食べれるやつ食べよう、って思ってたら誰か入ってきた。
TH「Aちゃーん、遊びに来たよー」
何故かテヒョン先生が来た。え、ジミン先生も来た。ってことは絶対食べなきゃいけないコースじゃん。一口で許してもらえないやつじゃん。
JM「あ、Aちゃんまた食べてない」
「ひ、一口食べました！」
JM「一口じゃだめだよ、もうちょっと食べなきゃ」
「もう何でこんな時に限ってジミン先生来るんですか…テヒョン先生何で？」
TH「俺がAちゃんのとこに行こうとしたら、ジミニがついて来たんだ。きっと今頃おかず残してるって」
お見通しだったってことですかジミン先生…。そんなにこにこしてスプーン持たないで下さい。食べさせる気満々じゃん。
JM「ほらAちゃん！お口開けて」
TH「これ食べれたらプリンあるよ」
はっ…！そうだ、今日のデザートはプリンだった。ちょっと頑張れそうな気がする。
「あーん…」
もぐもぐ
JM「えらい！食べれたね」
TH「やったー！」
テヒョン先生が頭をぽんぽんしてくれた。二人とも私より嬉しそうな顔してる。
「これでプリン食べれますか⁉︎」
TH「食べれるよー」
じゃあプリンは俺が食べさせてあげる、とよく分からないことを言い出したが色々都合がよくてむしろご褒美なので黙っといた()
TH「あーん」
「あーん」
何だ、何だ、普段のプリンよりおいしいぞ。
TH「おいしい？」
「おいしいよ」
TH「にひひっ、やった」
JM「もー、テヒョンは何やってるの？」
いや貴方もさっきまで同じことを。この二人は人に食べさせるのが好きなのか？
「あの、先生たちはいつご飯食べるんですか？」
JM「んー、まだ食べれないかな」
やっぱ忙しいんだろうな。私みたいな一人で食べれないやつの相手してるから()
TH「じゃあまた遊びに来るからまたね」
「え、もう行っちゃうんですか」
ちょっと寂しいけど次また会えるのが楽しみだなぁ。
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作者名：-snow- | 作成日時：2021年9月5日 22時
