うさぎさん ページ12
Your side
あー、それにしてもこの病院はすごく広い。色々な場所に診察に行くと帰れなくなりそう。お、あんなところにジュースを買ってるグク先生発見。
「グク先生ー！」
JK「お、Aだ」
「先生、私もジュース欲しいです」
JK「だーめ」
えー、ちょっと期待したのに。不貞腐れてしゃがみ込む。
JK「Aはこんなところで何してんの？」
グク先生もしゃがんで目線を合わせてくれた。
「暇だしふらふら歩いてただけだよ」
JK「大人しく病室にいなよ」
「だって暇なんだもん。ぐぅ先生かまってー？」
JK「俺は忙しいの」
いや、いやいや、今の今まで私と話してたやん。急に多忙アピールですかジョングク先生。まぁ、みんな仕事あるし私も大人しく帰るか。
「私もう戻ります。グク先生仕事がんばってくだ…」
帰ろうとして立ち上がったら、視界がぼやけた。くらくらして、反射的に頭を押さえた。
JK「A？」
すぐに視界が戻った。
「あぁ、よくなるから気にしないで」
JK「気にしなきゃダメだよ。直ぐにホビヒョンに見てもらおう」
「あー、なんかユンギ先生も同じこと言ってた」
JK「それなら話はもうついてるかも、早く行こう」
「えぇ、今から？ホビ先生に会えるのは良いけど、1日に2回も診察あるとか聞いてないよ…」
いいから早く、とせかされホビ先生のところに行く。
JK「ヒョン、Aが立ちくらみしてて診察して欲しいんです。俺も患者さん来るんでお願いします」
勝手に連れてきて、勝手に置いてくってひどくない？後で絶対ジュース買ってもらうんだから。
HS「あぁ、ユンギヒョンから聞いたよ。Aちゃん症状はいつから？」
「もう覚えてないです。大分前からだと思うんですけど…ほぼ毎日あるのでわからないです」
HS「貧血はよくなる？」
「あー、最近はなってないですけど、何回かなったことはあります。」
HS「他に気になる症状はある？」
「立ち上がったときに動悸みたいな…」
HS「とりあえず血液検査してみよう。2階の皮膚科の前を通って1番奥のところね」
もう…この病院広いから検査とか面倒なんだよね。
・
・
無事に検査は終わった。特に大きな異常はないとのこと。ただ貧血気味なのでビタミン剤を処方してもらった。はぁ…やっとベッドで寝れる。今日はもう疲れたし、ご飯までにちょっと寝ようかな。
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作者名：-snow- | 作成日時：2021年9月5日 22時
