ゆんぎちん ページ11
今日はユンギ先生とカウンセリングの日。先生今日もかっこいい…あー、無理しんどい。イケメン過多でしぬ。
YG「最近の調子はどうだ?」
「あー、なんか…元気な時とそうじゃない時の起伏が激しいです」
YG「どんな風に」
「まるで別人なんです。自分でもコントロールできません。ちょっとしたことでどん底に突き落とされるみたいな感覚で」
YG「嫌なことがあったら客観的に捉えて、そしたら少しは楽になるかもしれない。先ず何で嫌なのか知るのも大事だ」
「あ、あと寝れないです。眠たいのに寝れなくて、この前やっと寝れたと思ったら金縛りにあいました」
YG「大分疲れが溜まってるんじゃないか?夜遅くまでスマホ見るなよ。学生にあまり薬を使いたくない」
先生は学生の患者に重点を置いているため、あまり薬を処方せずにカウンセリングによる治療をしている。私も薬を飲むのは嫌。一度飲んだら、それに依存しちゃいそう。
「ユンギ先生…今日もかっこいいねぇ」
YG「嗚呼、ありがとな」
何を言われても気にしないような素振りだった。釣れないなぁ。
YG side
Aが疲れた顔をしている。かっこいいだの抜かしたこと言える元気はあるが、体が疲れ切ってる。本人も眠れないって言ってたように、目の下の隈が出来てるし目を時々押さえてる。疲労からくるドライアイか。
Aは心と体の疲労が一致しないタイプだから、自覚するのが難しい。その分俺が気づいてやらなきゃだめなんだが。この様子だとまだ他に症状がありそうだな。
YG「他に症状あるだろ」
「実を言うと、時々頭痛もあるし、これは毎日なんだけど立ちくらみがする」
YG「内科のホソギのとこにも診療に行った方がいいな」
「えへ、やった。ホビ先生に会える」
そう言った顔も疲れ切ってて、見てるこっちは心配になってくる。きっとAのことだから、ちょっとしたことが積み重なって体に負担かかってんだろうな。基礎疾患がないだけ良いけど。
YG「本当何かあったら直ぐ言えよ」
「うん、毎日呼ぶね」
YG「仕事の邪魔はするな」
「えー、矛盾して…」
カウンセリングを終えて帰らせようとした時、Aが急に頭を押さえた。
YG「A…?」
「…あー、ちょっと立ちくらみ。よくなるから気にしないで。でも今日のはちょっとひどいかも」
貧血起こしても困るし、ホソクに診察してもらうよう頼んどくか。
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作者名:-snow- | 作成日時:2021年9月5日 22時