今日から始まる入院生活 ページ1
私は至って普通の女子高生だと思ってた。けど、だんだん生活に疲れてきて、ストレスが体に支障をきたしているということで入院になった。
「ソウル…総合病院?」
病院に着いて直ぐに主治医を紹介された。なんか白くてちょっと猫背で、先生の方が患者なんじゃないかって感じの。
?「ミン・ユンギ、君の主治医を担当する。よろしくなA」
「あ、あの…私、入院するほど体調に何かあるんでしょうか?」
YG「現にあるから此処に連れてこられたんだろ。自覚症状ないのか?」
「いや…あの、もう慣れてますので」
YG「此処は学校でも家でもない。此処にいる医者も看護師も全員お前のことを真摯に考えてくれる。だから抱え込むな。」
「あ、はい…」
YG「直ぐカウンセリング始めるからな、ちょっと待ってろ」
そう言ってユンギ先生は診察室から出て行ってしまった。未だに状況が掴めなくて混乱していると、今度は別の先生が入ってきた。
?「お、1人?ユンギは?」
「ちょっと待っててって言われて…」
?「やー、折角頼まれたコーヒー淹れてきたのに」
不服そうな顔で机にコーヒーを置く。一体誰なんだこの人は。
?「あ、俺は小児科医のキム・ソクジン。今日から入院の子だよね?ユンギから話は聞いてる」
診療科が違うのに何故情報が回っているのだろうか。ユンギ先生とジン先生は仲が良いのか…?色々と考えてるうちにユンギ先生が帰ってきた。
YG「お、ジンヒョン。来てたのか」
JN「コーヒー頼まれたから来たんだけど?」
YG「嗚呼、悪いな。頼んだこと忘れてた、ありがと」
じゃあまた後でー、と手をひらひらさせてジン先生は出て行った。カウンセリングを始める準備が出来たユンギ先生はスイッチが入っていて何だかかっこいい。さっきは患者っぽいとか思っちゃったけど、やっぱり医者なんだなぁ()
YG「1番支障をきたしてるのは何だ」
「大丈夫な日もあるんですけど…殆ど毎晩、怖くて」
YG「何が怖い」
「その日にあった嫌なこと思い出したり、マイナスなこと想像しちゃって、息が苦しくなるんです」
YG「昼間は平気なのか?」
「あ、はい…日が沈むと途端に気持ちも沈むんです」
YG「双極性障害か…?とりあえず様子を見たい。今日の夜も寝れなくなったら呼んでくれ」
「わかりました」
そうきょくせい何とか…先生が言ってたのって何だろう。やっぱ私、どこか悪いのかな。
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作者名:-snow- | 作成日時:2021年9月5日 22時