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-side Marisa-
今日は…
『今年も、行けなかった…な。』
「何処にです?」
突然聞こえた声に驚き、振り返る。
『あ、龍之介くん。
いや…一寸な。』
「魔理沙幹部補佐、悩みでもあるなら、
中也幹部に話した方が良いのでは?」
悩み…か…
『そうだな…』
「芥川せんぱぁーい!
あ、魔理沙さんもいらっしゃったんですね!」
一葉ちゃんが向こうから走って来る。
「なんだ樋口。」
「任務です。魔理沙さんもそろそろですか?」
『嗚呼。気を付けろよ。』
「魔理沙幹部補佐も。お気を付けて。」
『ありがとな。』
帽子を被り直して、其の場を後にした。
『今日は此処から情報を取れば良いのか。
…逆らったら殲滅…と。』
頑張ろうっと。
『失礼するぜ。』
「なッ、見張りは!?」
『其処でお寝んねしてるぞ。』
首をトンッとね。
『情報を渡して貰おうか。』
「お前みたいな小娘に渡すものか。
何も出来ない弱者が…!」
『じゃあ仕方無い。作戦変更、殲滅だ。』
「殲滅だと?お前みたいな餓鬼に何が出来る。」
『先刻から小娘だの餓鬼だの…
云って呉れるじゃないか。後悔するなよ。』
おッ…と…敵の増援が来たか…
『スペルカード発動。
魔符 ミルキーウェイ。』
「ッな…真逆…お前、魔女!?」
『御名答。私は普通の魔法使い、霧雨魔理沙だ。
今日は機嫌が良いから、私の十八番でさよならさせてやるぜ!
スペルカード発動!恋符 マスタースパーク!』
「ぐぁあぁッ!?」
うーん…もっと強いと思ったんだが…
情報持ってるくらいだし。
『首領。終わりました。』
「殲滅かい?お疲れ様。」
『はい。首領、此の後ですが…』
「うん、魔理沙くんはもう仕事は無いね。
…嗚呼そういえば、中也くんが帰ったら話があると云っていたよ。」
話…?
何の話だろう…
『…?そうですか、了解しました。』
「上がって良いよ。報告はもう良い。」
『はっ。』
ピッと音が鳴って通信機が切れた。
『疾く帰ってご飯でも作って待ってようっと。』
私は其の儘、箒に乗って家へ帰った。
夕飯も作り終わった頃、
中也が帰って来た。
「只今。」
『お帰り。お疲れ様。』
「おう。」
あ、そういえば…
『中也、首領が話があるって云ってたんだが、
話ってなんだ?』
「そうだった、喜べ魔理沙。
手前、昇格だってよ!」
ニコッと嬉しそうに笑う中也。
『ほ、ホントか!?』
「首領も研究室作って呉れるって。
おめでとう、魔理沙幹部。」
『有難う!』
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みるくれーぷ。 - 綾音さん» 言葉足らずでした…申し訳無いです。なんかこう、イメージとしてはスライドしてって沢山の写真を見せてる感じです。分かりにくくてすみません! (2018年10月15日 12時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
綾音 - まだ六話までしか見ていないのですが、とても面白いです!しかし、六話で出てくる写真のことですが、織田作がいるということは鏡花ちゃんは勿論、樋口さんやAもいないと思います…2つ写真がある、と言う設定ならすみません!これからも頑張ってください! (2018年10月14日 21時) (レス) id: be00f2b1a0 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 更新遅れてすみません(-。-;体育祭があったもので…でも、喜んで貰えたのなら幸いです(*゚▽゚*) (2018年9月9日 20時) (レス) id: 54a1816a2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - やったー!続きが出てる!ヽ(*^ω^*)ノ (2018年9月9日 19時) (レス) id: 07f01030e1 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - ゆうさん そんなそんな!読んでくれるだけで嬉しいのにコメントまで…!本当にありがとうございます!!これからも更新頑張ります! (2018年8月22日 22時) (レス) id: 54a1816a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくれーぷ。 | 作成日時:2018年7月31日 20時