それはやっぱり君でした＊6＊Ninomiya

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リ：A、今日の合コン…

あ：ごめん、私パス

リ：あんたいつまでそんなこと言ってるの？



はぁってリイサがため息をつくけど



だって仕方ないじゃない



あれから半年



忘れたくても忘れられないのは

忘れたくないから



幸せになって…



最後にそう言った彼



ごめんねかずくん

やっぱり無理だよ



はぁってため息をついたら

リイサに呆れられた

自分だってため息ついたくせに



高：おっ！Aちゃんお疲れ〜

あ：高木さん、お疲れさまです

高：今日一杯どう？



手でクイッてお酒をあおるフリをする



あ：結構です

高：またダメかぁ

あ：ふふ、しつこいですね、高木さん

高：もうダメ元でね笑



この半年のうちに

高木さんのキャラは崩壊…笑



外見はかっこいいのに

すっかり三枚目キャラで

こうして何度もご飯に誘ってくれていた



リ：もったいないよ？あの物件は…

あ：物件て…高木さんはそんなんじゃないでしょ

リ：そんなこと言ってると行き遅れるよ？
ニノから連絡…とか、ないんでしょ…？

あ：そんな聞きにくそうに聞かないでよ

リ：建前よ、建前！で、どうなの？

あ：………い

リ：え？

あ：だから、こないの！

リ：はぁ…

あ：ため息つかないでよ



彼は相変わらずテレビに引っ張りだこで

だから当たり前のように

“二宮 和也！破局”の報道も入ってきて



なのに



忘れられたように彼からの連絡はなかった

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