【ONEPIECE】黄泉を操りし一角獣 (ページ5)

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第五角ページ5

それからしばらくは、ガープさんの部屋で生活した

他の海兵さんたちも気にかけてくれて、代わる代わる部屋を訪ねて来てくれる

ガープさんともあれ以来仲良くなり、

「子供が気を使うな、わしのことは“おじいちゃん“と呼んで敬語も外せ」

と言われたので、今はおじいちゃんと呼んでいる

「ほれA。今日のご飯はカレーじゃ。食べ終わったらじいちゃんと散歩でも行こうか」

私の容態もただの疲労で寝込んでいただけだった。

最近は、おじいちゃんとご飯を食べた後に散歩へ行くことが日課になっている

「ありがとう、おじいちゃん。でも今日は、おつるさんのところへ行く予定があるからごめんね」

おつるさんやその部下の女海兵さんとも仲良くなり、たまに遊びに行ってはいろんなお話を聞かせてくれる

「なんじゃ…おつるのやつ。わしのAちゃんなのに…」

ボソッと吐いた言葉は聞かなかったことにして、カレーを口に運ぶ

いつもながら少しピリ辛で味の濃いカレーだ

しばらくカレーを食べながら談笑し、おじいちゃんが先に食べ終わった辺りで急に真剣な顔になった

「…あとで話そうと思っておったのじゃが、A。じいちゃん来週から出張でな、しばらく帰って来れそうにないんじゃよ」

そう告げるおじいちゃん

そうか、そうだよね。海兵さんだしお仕事も大変だろうし…

寂しいけど、仕方ないよね

「そうなんだ…。でも大丈夫だよ！もう元気になったし、いろんな人のお手伝いをして一人でも生活してみるよ」

心配させまいと言ったつもりが、かえって顔が曇ってしまった

「…わしも、この本部で預かりたい気持ちで山々なんじゃが、上の許可がおりなくてな。

何せここは海軍本部。危険なことが多いんじゃ」