【ONEPIECE】黄泉を操りし一角獣 (ページ2)

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第ニ角ページ2

「…おお、やっとおきよったか、お嬢ちゃん」

目を開けると、蛍光灯が眩しくて少し目を細める

…だんだん目が慣れてきて、周りを見渡すと、どうやら此処は医務室のようだ

「何か食べれるかい？せんべいならあるぞ」

そう言って、私が眠っている白いベッドに腰をかけ、ニッコリ笑顔でせんべいを渡してくるおじいさんがそう言った

「…あ、あの……」

私はそのおじいさんに向かって喋りかけたが、声を出すのが久々な為か、うまく発声できない

「…1週間も意識不明だった子になんちゅうもん食わせようとしとるんじゃ」

と、せんべいおじいさんの隣に立つおばあさんがそう言った

「お嬢ちゃんが聞きたいのは、此処はどこか、今何時か、とかじゃろう。そんなもん分かりきってる
から、あんたは無理して喋らんでもいいわい」

と長い白いコートを肩から羽織った状態のおばあさんはそういってくれた

お言葉に甘えて、私は頷いた

「此処は医務室じゃ、大体今は…お昼過ぎくらいかの？この船は海軍本部へと走らせている。あと数
時間もすれば本部の医務室で処置を行うから、もう少し待ってておくれ」

…船？今、船って言った？？

海軍とも言ってるし、このお二人は間違いなく軍人さんだろう

………

ていうか、待ってその前に…

「あ、あの！」

私が少し声を張り上げて言うと、少し驚いたように二人はこちらを見た

「…わ、私の名前を教えてください…」