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白い子or黒い子 ページ24

私の友達から聞いた話だ。


彼女の家は田んぼや山に囲まれ、


様々な動植物と触れ合って育ってきたそうだ。


彼女が小学校中学年までは、家から帰ると、友達と集まって、周囲の探検に出るのが習慣だったそうだ。


いつも何か新しい発見がないかと、あちこち動き回るので、得体の知れない場所にも出てしまったことが何度かあったのだそう。



そのうちの一つに、こんなものがある。



「ちょっと!エミ!!どこまで進む気!?」


この日、気分でちょっと森の奥の方まで入っていったのだそうだ。


すると、彼女の友達のうち一人が、
フラッと、さらに奥に進んでいった。


その子は振り返って、


「え〜、それ言うなら、あの子に言ってよ〜?」


へらぁっと笑う。


気持ち悪い、


直感的にそう感じたそう。


「あんたがさっきから言ってる、あの子って誰よ!」


この場には、彼女とエミしかいない。


いつの間にか野原に出た。


エミはなおも歩き続ける。


「だから、誰だって!?」


振り返って、


「だーぁかーら!」


いつものエミとは思えないほど、目がつり上がっていた。


「あの子だよ!ほらあそこ!」


彼女の指し示す先には小さな祠。


ギィ、


風がないのに祠が開く。


「ひ、」


悲鳴を飲み込んだその時、


バタン!、


祠が小さな少女によって思いっきり閉じられた。


「お前ら何してる!?帰れ!ここは____だ!」


白い服の女の子だった。


彼女は何事か喚いている友達の手を引き、


歩いて来た道を全力で駆け抜けた。


日が沈みかけた頃、


彼女の家の前に出た。


家に入ると、友達は崩れ落ちた。


母に事情を説明すると、


「あなたがみた女の子は、白い子?それとも黒い子?」


深刻そうな顔で聞く。


「え?白い子だよ。」


服装のことを言っているのかと思い、そう答えた。


母は、厳しい顔をして、


「と、いうことは...。エミちゃんは、黒い子を見たのね...。」


呟いて、

エミを車に乗せて集落の中心部の方へ連れて行った。


母が帰ってきた時には車の中にはエミはおらず、

帰ったのだろうと、彼女は思い、特に何もしなかったそうだ。


しかしそれ以来、エミは行方不明になったという。


集落で、捜索も特にされなかったそうだ。



『だから、お母さんが、集落のみんなが、何か知ってるんじゃないかって、思うんだけど。...怖くて、聞けてないんだよね。』


ははは、乾いた声で友達は笑った。

おおかみ*→←まざる?*



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ハルキ(プロフ) - ましろ(仮)さん» 楽しんでいただけて、何よりです!えーっと、間違いと取られてしまっても仕方がないのですが、何分、田舎暮らしのもので、変なところ訛ってるんですね。すみません、わかりにくくて...。これからも頑張ります! (2016年10月15日 19時) (レス) id: bbf3e98df8 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(仮) - めっちゃ面白い!(゚∀゚) あ、『守護者』ってやつの「やっば、あと少しで授業じゃ!!って授業じゃん!!なのでは…間違っていたらすみません!とても面白いです(*´ω`*) (2016年10月15日 17時) (レス) id: 34b669008b (このIDを非表示/違反報告)
オロチ三兄弟+エンマらぶ(プロフ) - あぁ。よかつたね0の意味がやっとわかりました!! (2016年8月11日 20時) (レス) id: 3118c2103e (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - あいす。さん» 作品の説明欄にも載せましたが、そちらに解説コーナーを開設いたしました。そちらへどうぞ。 (2016年8月11日 18時) (レス) id: bbf3e98df8 (このIDを非表示/違反報告)
あいす。(プロフ) - すごいです!!ところで1番最初のお話の解釈お願いできますか?汗 (2016年8月10日 13時) (レス) id: d69731b068 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルキ | 作成日時:2016年6月19日 15時

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