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結局犯人は死んでしまった。
そうは言っても、彼女が主犯だという理由付けは、俺からの証言のみ。
当然警察のお偉い方は、納得しないで、発見・救出された人々を調べたが、彼らに被害者以外の言葉は見つからず、
渋々、彼女を主犯、【容疑者死亡】で書類送検した。
俺は《花吐き病は個性》だったことを、警察の取り調べの中で明かし、彼女が死んでから一人も発症者が出ていないことから、
「感染拡大はしても、日常生活に支障は来さない」
として、隔離病棟に収容されている先生を含めた156名の解放を求めた。
それはどう考えても俺の考えでしか無く、確固たる研究結果も出ていなかったので、当然のことのように受理されなかった。
それでも俺は、先生に再び会いたかった。どうしても。この不安定な心の意味を教えて欲しかった。
だから、雄英の先生方に願い倒して、
直接自由に会いにいける権利をもぎ取った。
彼女に初めて病院内で再会した時は、絶句した。
以前以上に痩せた体、やつれた顔。
服の下は、きっと骨が浮き出ているほどに衰弱しているのは目に見えていた。
瑞々しい花のような彼女はもうどこにも居なかった。
通い続けるうちに、彼女は俺のことを忘れていった。肉が削げていった。
花吐き病の、主な症状のうちの一つに過ぎないということをわかっていても、
悲しいものは悲しいことに、なんら変わりなくて。
彼女が死んでしまった時は、発狂しそうになった。
彼女は、
「もう、十分だ。」
確かに、そう言って事切れた。
どういう意味だったのかは結局最後までわからなかった。
否、わからないままのはずだった。
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ハルキ(プロフ) - 雛桜さん、今回も温かいコメント本当にありがとうございます！返信遅れてすみませんでした...。次回作も、ご期待に添えるよう頑張ります (｀・ω・´) (2017年1月21日 15時) (
レス) id: bbf3e98df8 (このIDを非表示/違反報告)
雛桜 - 今回も見ました!!ほんっとにハルキさんの作品は面白いです!!貴方の作風ほんっと大好きです!!これからも頑張って下さい!(*´∇｀*) (2017年1月19日 23時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月14日 16時
