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「な、なぁ。挂須先生ってさ、俺たちにあんま関係ねぇよな。」
後ろの方で声が弾ける。
「ああ、まぁ。...つか普通科の先生だしな。」
「なー、...なんで拉致？られたんだろな。」
彼女がヴィランに連れ去られてから数日が経った。
警察の調べによると、複数の目撃証言、生徒と教師のものから、俺たちを襲ったヴィラン連合による
犯行だと断定した。
二度の襲撃に遭っていた俺たちは、当然その話題について議論した。
今までは完全に雄英のヒーロー科に矛先が向いていたのに、いつしかその矛先は、雄英高等学校全体の問題になっていた。
一部では、《花吐き病》だったから連れ去られたなんて噂も流れているらしい。
俺は、正直参ってしまっていた。
倒れこんでしまった挂須先生の姿が頭を離れなくて、ろくに寝れていない。
まだまだ未熟な俺がその場にいてどうこうできたと言う証拠は全くなく、寧ろ何もできなかったと考えるのが妥当だ。
それでもやはり、俺の機動力があれば、彼女を救えたかもしれない、未然に防げたかもしれないと、どうしても考えてしまった。
「飯田、飯田？」
声のした方に顔を向けると、心配そうに顔を覗き込む切島くんがいた。
「...ハッ！すまない、ぼーっとしていた！で、何か俺に用か！？」
切島くんは、「うおっ」と小さく悲鳴をあげて、頬をかいた。
「え、いや。別に用はないけど...最近お前変じゃね？」
「そうそう、なんかずーっと上の空っつうか。」
上鳴くんもそれに同調する。
俺は心配をかけてしまった彼らに、
「すまない！...最近良く眠れていないんだ。心配してくれてありがとう。俺なら大丈夫だ。」
「おう！そうか！あんま無理すんなよー！！」
「そうだぞ飯田ー、相談なら俺が乗るぜ！」
にかーっと輝くような笑顔を見せて彼らは自分の席に戻った。
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ハルキ(プロフ) - 雛桜さん、今回も温かいコメント本当にありがとうございます！返信遅れてすみませんでした...。次回作も、ご期待に添えるよう頑張ります (｀・ω・´) (2017年1月21日 15時) (
レス) id: bbf3e98df8 (このIDを非表示/違反報告)
雛桜 - 今回も見ました!!ほんっとにハルキさんの作品は面白いです!!貴方の作風ほんっと大好きです!!これからも頑張って下さい!(*´∇｀*) (2017年1月19日 23時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月14日 16時
