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午後の授業が終わって、帰路に着く。今日は仲の良い緑谷くん、麗日くんの二人と一緒だ。
ちなみに先程の授業では、褒められた。ああ、顔がにやけ...いやいや、先生のお役に立てたようで何よりだ！
他愛の無い話を続けること、20分程経っただろうか？
麗日くんがこんなことを言い出した。
「飯田くんさぁ、なんか最近雰囲気変わったよね。」
「ムッ！？麗日くん、何を言っているんだね君は！」
身に覚えのないことに俺は驚く。
「あはは...まぁ、確かにね。なんか柔らかくなったというか、優しくなったというか...。なんか良いことあった？」
「緑谷くんまで！...良いことか、特に思い当たらないな...。」
麗日くんが楽しそうにくるりと回って俺に向かってビシッと指を指す。
「それってさ、ズバリ、恋じゃない！？」
からから、と笑う彼女はどう見ても面白がってるとしか思えなかったので、緑谷くんと二人で反論する。
「麗日さん、話が飛躍しすぎじゃない？」
「ええ？そうかなぁ？」
「そうだ！第一何処にそんな気があるというんだ？」
彼女は「うーん」とくぐもった声を発した後、難しい顔をしてこう答えた。
「ないけど、勘。」
「「勘！」」
「ハモってる〜面白い〜！」
またからから、と笑う彼女に
「君、やはり面白がっているだろう！」と叫べば、
「ああ、ばれちゃった？」なんて舌を出すものだから、俺は少し立腹する。
そうして、その話は切り上がった。
初めに、麗日くんが死活問題だと云って、スーパーのお勤め品のセールに走ってしまった。
緑谷くんと二人で歩き、駅で別れる。その去り際に緑谷くんがこう呟いた。
「麗日さんが言ってた通り、飯田くん、やっぱり挂須先生が好きなんじゃないかなぁ？」
その言葉の真意は聞こうとした時には既に緑谷くんは電車に乗ってしまっていて、聞けなかったため、分からなかった。
しかし、俺が挂須先生が好きだというのはあまりしっくり来ない。というか、自分と恋愛があまり結びつかないので当然だが。
まぁ、深く考えるのはやめようと俺は心に決めた。
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ハルキ(プロフ) - 雛桜さん、今回も温かいコメント本当にありがとうございます！返信遅れてすみませんでした...。次回作も、ご期待に添えるよう頑張ります (｀・ω・´) (2017年1月21日 15時) (
レス) id: bbf3e98df8 (このIDを非表示/違反報告)
雛桜 - 今回も見ました!!ほんっとにハルキさんの作品は面白いです!!貴方の作風ほんっと大好きです!!これからも頑張って下さい!(*´∇｀*) (2017年1月19日 23時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月14日 16時
