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価値 〜放浪者目線〜 ページ6

アリアのところに駆けつけたのは妙な胸騒ぎと

意識的なものだった

向こうにアリアがいて大変なことになっていると思った

だからすぐに駆けつけることができた

案の定アリアは化け物になろうとしていた

だけどアリアは僕の言葉に必死になって力を抑えることを克服した

本当に馬鹿なやつだよね

だから面白いんだろうけど

今も眠っているアリアを見て僕はすごく愛おしいと感じた

ついさっきまで失いそうになった存在

もし失っていたら僕は死を選択したはずだ

それくらいアリアの存在は大きいものになっていた

好きや愛してるといった言葉では表せられないほど

アリアの価値は偉大だと思っている

失ってはいけない存在だと分かっている

そうさせたのはアリアのせいだ

こんな僕に恋というものをさせて

いろんな感情を抱かせたんだ


『全く…責任とってほしいよ。』


まぁその責任は僕の傍に居続けてもらうことだけどね

その時アクアが泣き出した気がした

僕は彼女から離れてアクアの方へ向かった

アクアの存在も僕としては大きな価値がある

血は繋がってない、親に捨てられた哀れな子供

生まれることすら望まれなかった子供

そんなアクアを育てると言ったのはアリアだったが

僕は正直なところ乗り気ではなかった

だけどアクアと僕が重なって見えた

このまま見過ごせば僕も裏切ったヤツと同じになると思ったからだ

だから育てたがアクアも愛おしい存在になっていた

これが家族というものなんだろう

アクアは僕に似た髪色をしていて目も青い


『アクア。アリアを失わずに済んだよ。』


そう言って僕はアクアにミルクを飲ませた

するとアクアは僕の顔を見ていた

その顔すら愛おしいと思った

僕の子供、そしてアリアの子供

二人の大事な宝物

僕はアクアの額にキスを落としていた

これはアリアに見られたら妬いてくれるのかな

そう思ってしまった

その時だった


アクア「ぱーぱ!」

『言えるようになったんだね?いい子いい子。』


アクアはそのまま眠ってしまった

気分屋だなこいつ…

僕はアクアをベッドに寝かせてアリアのいる寝室へと戻った

アリアのことを再び抱き締めた時

初めて僕は思った

生きててよかった…ここに存在してよかった…

アリアに出会えてよかった…

これからもアリアの傍に居続ける

置いてかれないし置いていかないようにしていくつもりだ

さまざまなものを与えてくれた彼女に感謝している

その気持ちも込めて


『愛してるよ。』

希望→←バカなこと


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設定タグ:原神 , 放浪者 , スカラマシュ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:アクアリウム | 作成日時:2023年4月4日 12時

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