君の傍に居続けたい (ページ20)

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おしどり夫婦ページ20

私たちはとりあえずアクアが泣いたらすぐに駆けつけられるように

セノさんの仕事している場所の近くの店で待機していた

ティナリさんはレンジャーの仕事もあるだろうから

村でバイバイしたけど少し寂しそうだった

スカラマシュと私は店でお茶を楽しんでいた

放浪者「お茶ではなく、コーヒーなのは嫌だけどね。」

『まぁまぁ。苦いの大好きなスカラマシュにピッタリだよ。いい男だよ。』

放浪者「ふん。」

いい男と言われて少し照れているスカラマシュ

なんか可愛いんだよね

何かと褒めたりするとこうやってすぐ顔を少し赤くしちゃってさ

お母さんとか出会った人達にされなかった分

慣れてないし嬉しいんだろうなぁ

そう思ってスカラマシュを見ていた

放浪者「ティナリっていう男のことどう思っているんだい？君自身。」

『ティナリさんのこと？
んー…頼れるお兄ちゃん的な感じかな。』

放浪者「あの大マハマトラも？」

『うん。そんな感じに近い。明らかにあの二人と私を比べたら私が妹に近くない？』

放浪者「君の方が子供っぽいからだろうね。」

そう言われて私が怒ったのは言うまでもない

スカラマシュは冗談だよと笑っている

冗談にしても子供っぽい言われて怒らない人いないと思う！

その後スカラマシュは言った

放浪者「アリアは僕の魅力的な女性だよ。」

『へっ！？』

真剣な顔で言うものだから

私の顔は真っ赤になってしまってスカラマシュを見ていられなくなってしまった

ほ、ほら。

子供産んだ後の夫婦って夫からの愛情って冷めるものじゃない？

魅力がないって思われるって聞いた

だからそういう目で見られてないかと思ってたけど

スカラマシュ自身…←全く冷めてませんむしろずっと愛でたいと思ってる

まだそういう目で見てくれたの？

放浪者「逸らさないでよ。僕の好きな顔が見れないだろう？」

『あ…』

放浪者「うん。可愛いね。」

あの…ですね…

外の店でこんな堂々とイチャイチャする夫婦いますかね？

新婚…ではあるけど…

スカラマシュは何その顔…と言って顔を赤くしている

スカラマシュまで照れてどうすんのさぁ…

放浪者「アリア、愛してる。」

『うん…私も愛してる。』

照れながら見つめあっていた

お客さんたちはおしどり夫婦だと思っているのだった

その後永遠と変わらない愛情を注ぎあってる夫婦がいたため

夫婦でこの席でイチャイチャすると永遠と変わらない愛情を注ぎ合えるというジンクスが生まれた