思い出 ページ11
朝になってみんなが起きた
万葉は二日酔いで頭を抱えてしまっていた
あー…水飲んでも残っちゃったか…
スカラマシュはいつもと変わらないといった形だった
万葉「放浪者殿はお酒が強いでござるな。」
『結構飲むからこの人。』
放浪者「結構僕は強いよ。」
万葉「さすがでござる…」
具合悪そうだなぁ…
私は万葉をもう一度寝かせた
絶対大人しくした方がいいと思うんだ
いつもは朝ごはんなんて食べないけど
人間であるということをアピールすべく作った
万葉はもうご飯を済ませているから寝ても大丈夫
万葉「申し訳ないでござる…」
放浪者「別にいいよ。」
『ゆっくりしていいからね、万葉。』
万葉が眠りについてスカラマシュと私は部屋を出た
初めて人形の体でよかったよとスカラマシュが言っていた
なぜ?と聞くと
二日酔いしなくて済むとかなんとか言ってた←
まぁたしかに体調不良を訴えることはない超健康状態で過ごせるけど…
そんなことで思わないでほしかったな←
『話してみてどうだった?』
放浪者「確かにたたら砂のことに僕は関与してないことになっている。
ただ僕が居なくても悲劇は生まれた。丹羽も死んだ。」
『丹羽って人と似てるよね。』
放浪者「気持ち悪いほどに似てるんだよ…」
記憶喪失の丹羽と再会した気分だよと言っていた
少し悲しそうだけど
人間は100年も生きられない
必ず寿命が訪れて体も朽ちていく
どんなに足掻いてもスカラマシュは別れを告げるはめになった
だから人間は子孫を残し、後世へ想いを託す
子孫を残してくれただけで十分だと思える
放浪者「丹羽…」
あ、これは一人にさせた方がいいやつだ
思い出に浸ってるし
私が会話すると妨害になる
私は近くにお茶を置いてアクアのいる部屋へ行った
アクアはぐっすり眠っている
この子も自分の子孫を残していくんだろうなぁ…
いずれ別れが来るんだね
私とスカラマシュは人形だから壊れない限り
永遠とこの身体と容姿で生き続ける
人間と仲良くなったりすれば別れの時には傷がつく
だから私も師匠が亡くなってからは人間になんて関わらないようにしようと思ってたんだけどなぁ
その人間を育ててるんだもの
バカだよね本当に
スカラマシュに言ったら本当にバカって煽られそ
アクア「マーマー」
『可愛いアクア。よしよし。』
この子もこれからいろんな壁にぶち当たるんだろうなぁ
そう思いながら一人アクアを抱き上げていた
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作者名:アクアリウム | 作成日時:2023年4月4日 12時