君を愛し続けたい (ページ33)

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育児と冒険者ページ33

そこから数ヶ月が経過した

何も進展はなく強いて言えばアクアが声を出して話すようになったこと

話すと言っても赤子特有のあれだから意味わからない言語

でも最近ママは言えるようになった

パパはまだ言えないみたいだけど

私とスカラマシュが会話をかなりしているかもしくは

アクア自身の頭が優れているのか

しゃべるようになるのが早いくらいだった

そんなある日のこと

『そろそろ冒険者としての活動を再開させないと…』

放浪者「資金集めかい？」

『うん。食費とかはアクアしかかかってないけどこれからアクアのためにかかると思うとやらないとなって。』

放浪者「冒険者としての活動が好き？」

『うん、好き！』

放浪者「僕が家をあけるのは毎回クラクサナリデビに呼ばれた時だけだ。大半は家にいる。好きにするといい。」

『ありがとう！ごめんね！』

ということでアクアをスカラマシュに任せて冒険者協会へ向かった

冒険者協会で依頼をしてもらった

最近はそこまで脅威的なものはないため

ガンダルヴァー村のレンジャー助っ人なくらいだった

死域も今は増えることないので撤去するだけだから

減っているので配置されることはない

私はガンダルヴァー村へとやってきたのだった

『ティナリさーん！お久しぶりー！』

ティナリ「アリア、久しぶりだね。今日はもしかして依頼を受けてくれたの？」

『正解！』

ティナリ「ありがとう。アクアちゃんはどう？」

『最近しゃべるようになったよ。ママを言えるようになってきて。』

ティナリ「成長速度が早いね。きっと頭の回る子に育つよ。」

あ、やっぱ天才に育っちゃう？

そりゃスカラマシュの子だから！←産んでない血も繋がってない

とりあえずティナリさんと一緒にここにいて

指示されたことをこなした

多分コレイが用事で抜けてるから私に依頼を回したんだろう

ティナリ「人間の子供を育てるのって大変だろう？」

『そうだね。すごくデリケートな分少し不満があると泣いちゃってなかなか寝付かなかったりするし。』

ティナリ「今だけだよ。あと少ししたら活発になって体力が必要な遊びをさせられるよ。」

『そこは大丈夫！私たちは疲れないから！』

ティナリ「子育てもいいけど夫婦の時間も大事にしなよ？」

意地悪げに言うティナリさん

ティナリさんって意地悪なとこもある…

言われなくても大事にしてるけど

前より愛し合う頻度減ってきたかもしれない

アクアの起きている時間も増えてきたから