【おまけ】※ｉｆストーリー７※ ページ50
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「酔って「ない」…ですよねぇ」
顔色も変えず淡々と飲み続けているベックさんはザルか……いや、もしかしたらワクかもしれない。
「飯と酒の趣味も合うだろ」
「……まぁ、」
「それなりに鍛えてるから何かあってもAを守ってやれるし、金にも困らせないよ」
「急に危険な香りを振り撒くのは物騒なのでやめてください」
「年が離れてるからAから見たら俺はジジイかもしれんが、まだまだ現役だよ」
「急にぶっ込んでくるのもやめてください」
「生理的に無理ってわけじゃないだろ？……そんなに俺が嫌ならフッてみろ」
「えぇ……凄い上から目線」
「見つけちまったからな……フラれたって諦めるつもりはない」
「その自信、どっから来るんです？」
相変わらず超至近距離で捕らわれたままベックさんから怒濤のラブコールを受けている。
「3日と空けず会おうとしてるのは何でか分かるか？」
初めましてが金曜日、2度目が土曜日、そして3度目の今日が火曜日。
確かにまだ一週間も経ってない。
「あの人がAに本気になる前に手に入れたいからだよ」
「え？」
「早く俺のとこに落ちてこい」
「……もっと他に言い方ありません？」
「Aが好きだ」
真剣な顔で私を見つめながら告白してくれたベックさん。
見つめ返しながら彼の瞳の奥に少し燃える熱に捕らわれてしまいたいと思っている私がいた。
私も相当酔っているらしい。
少し考えて多分シラフでも同じように思うだろうな、と気付いた私はそっとベックさんの首に手を回した。
「次はなに飲み」
ますか？、という問いはベックさんの口づけによって最後まで言わせてもらえなかった。
「……明日も仕事だろう？」
「じゃあ最後の一杯」
困ったように宥めてくるベックさんに私がねだるように言えば、彼は残っていたお酒を飲み干してから私に口づけた。
「ん、」
先程の触れるだけのものとは違い、お酒の味までしっかり分かるくらい深く口づけられ軽く酸欠になった。
「ふらふらじゃねぇか、今日はもうお開きだな」
「えぇー」
不満げな声をあげればベックさんは耳元で“週末は朝まで付き合ってもらうからな”と相変わらずのイケボで囁いた。
「っ……の、臨むところです！」
「楽しみにしてる」
ベックさんの声にとっくに落ちていたのだと気づいた私が再び真っ赤になっているであろう顔を隠しもせずそう言えば、ベックさんはふっと優しく微笑んでまた触れるだけの口づけを落としたのだった。
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終わり
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ちょこ(プロフ) - きちさん» 嬉しいです！こちらこそコメント頂けて幸せになりました(^^) (2022年9月1日 22時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - シャンクスはもちろんのこと、ifストーリーのベックマンも最高でした、、めちゃくちゃニヤけて悶えました、、ベックのお話あんまりないので尚更で、、！幸せをありがとうございます！！！ (2022年9月1日 1時) (レス) @page50 id: 106dc987a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - ぷーさん» イケメンすぎましたか(笑)そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年8月23日 16時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー - え？？シャンクスイケメンすぎん？？？？てなりましたw最高です！ (2022年8月23日 4時) (レス) id: 1a24521b43 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - あさん» 楽しんで頂けたようで何よりです(^^) (2022年8月17日 9時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年2月5日 21時
