【おまけ】※ｉｆストーリー３※ ページ46
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帰宅してベックさんから渡された名刺と万札を眺めながら頭を抱えること十数分、私は思い切って書き足された番号に電話をかけた。
数コール後に電話に出た彼はやっぱりな、と言って笑った。
「……ベックさん、先程はありがとうございました」
「気にしなくて良い」
「気にしますよ！足代ってお金頂いたのにもう支払い済みってどういうことです？嘘つかないでくださいよ」
ついムキになってそう言えば、ベックさんの笑い声が聞こえた。
「聞いてます？」
「聞いてるよ……っと、悪い。あの人を部屋に放り込んでくるからかけ直す」
「え、ちょっ……切られた」
シャンクスさんも自由な人だが、ベックさんもなかなかだ。
まぁシャンクスさんに着いていくような人だし、普通なわけがないか。
かけ直すと言われたので大人しく待っていると、数分後に電話が鳴った。
ディスプレイをじとっと見つめたあと渋々電話に出ると、また笑われた。
「何がそんなにおかしいんです？切りますよ？」
「悪いな」
「絶対悪いと思ってないですよね？」
「ははは」
「切りますよ？？」
「良いのか？」
「……良くないから電話待ってたんですけど？！」
そう言えばまた笑い声が聞こえた。
もう嫌だこの人！
「からかわないでくださいよ……お金、返したいので時間作ってもらえませんか？」
「そうだな、明日は何してる？」
「昼すぎくらいまで仕事なんですけど、午後は空いてます」
「じゃあ14時に、遅れそうなら連絡くれ。場所は後で送る」
「……分かりました」
「今日は遅くまで付き合わせて悪かったな、迷惑かけた」
「いえ、私も楽しかったので」
「そう言ってもらえると助かる」
「……では、また明日」
「ああ、おやすみ」
「……、おやすみなさい」
電話を切った私は思わず両手で顔を覆った。
「イケボだった……」
ベックさんの言う通りそれなりに酔っているのだろう。
私も語彙力がどこかへ家出してしまったようだ。
残念すぎる。
背も高く目付きが鋭いので迫力があって怖いけど、スタイルが良くてお洒落だったし煙草の苦い香りがとても似合っていた。
シャンクスさんよりも低く渋いベックさんの声が身体に響いて、何かヤバかった。
「……色っぽい大人の男性だったなぁ」
シャンクスさんと並んだら女の子が放っておかないだろう。
人生何が起こるか分からないが、あんなイケオジの2人と出会えただけで儲けもんだ。
……忘れないうちに電話番号を登録しておこう。
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ちょこ(プロフ) - きちさん» 嬉しいです！こちらこそコメント頂けて幸せになりました(^^) (2022年9月1日 22時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - シャンクスはもちろんのこと、ifストーリーのベックマンも最高でした、、めちゃくちゃニヤけて悶えました、、ベックのお話あんまりないので尚更で、、！幸せをありがとうございます！！！ (2022年9月1日 1時) (レス) @page50 id: 106dc987a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - ぷーさん» イケメンすぎましたか(笑)そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年8月23日 16時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー - え？？シャンクスイケメンすぎん？？？？てなりましたw最高です！ (2022年8月23日 4時) (レス) id: 1a24521b43 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - あさん» 楽しんで頂けたようで何よりです(^^) (2022年8月17日 9時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年2月5日 21時
