お次は白ワイン ページ14
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乾杯の合図をきっかけにアミューズ(始まりの一皿)がサーブされた。
「……可愛い」
綺麗に盛り付けられた一口サイズのそれに、無意識に呟いた私をシャンクスさんはクスクスと笑いながら見つめている。
「写真とか撮らなくて良いのか？」
「……撮っても良いんですか？」
「もちろん」
シャンクスさんはそう言ってくれたが、こういうお店で許可を取らずに撮るのはマナー違反だろう。
そう思って近くに控えているスタッフへ視線を送る。
「いかがなさいましたか？」
「お料理の写真を撮っても良いですか？」
「はい、問題ございません」
「ありがとうございます」
しっかり許可をもらい、さっと2〜3枚写真を撮る。
可愛くて食べるのがもったいないが、いつまでも眺めているわけにもいかない。
いただきます、と小さく呟きアミューズを味わう。
「美味しい」
「幸せそうに食べるなぁ」
「ほら、シャンクスさんも早く食べてみてくださいよ。口に広がる風味や食感が面白いですよ」
「お、確かに美味いな」
楽しそうに咀嚼するシャンクスさんを眺めながらシャンパンを味わう。
何だこれ、めっちゃ優雅だな。
続いてサーブされたオードブルの盛り付けも華やかで、見ているだけでとてもワクワクした。
オードブルが食べ終わる頃にはシャンパンもすっかり空になり、白ワインが用意される。
「美味しい」
「ああ、飲みやすいな」
「後味が思ったよりさっぱりしてますね」
スープやバゲットとも合う味だ。
「バゲット毎日食べたいくらい美味しいです」
「買って帰るか？」
「えっ、売ってるんですか？」
予想外の展開に驚き固まる私を置いて、シャンクスさんはスタッフと何やら話しはじめた。
「せっかくだから詰合せを用意してもらおうか」
「かしこまりました」
勝手に話が進んで、まとまってしまった。
買えるなんて思ってなかったからこその発言で申し訳ないが、毎日でも食べたいくらい美味しいと思ったのは本当だ。
ありがたく買って帰ろう。
続いてサーブされた魚料理がまた絶品だった。
「歯がなくても大丈夫なくらいふっくらと仕上がった魚が口の中でほろほろと崩れていく……」
「いや、歯は要るだろう」
冷静に突っ込むシャンクスさんと顔を見合わせて笑いあう。
口直しのソルベを味わいながら、頭の中で膨れてきたお腹の心配をした。
カロリー？
こんなに美味しいお酒とお料理を前にしてそんなもの気にしてる場合ではありません。
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ちょこ(プロフ) - きちさん» 嬉しいです！こちらこそコメント頂けて幸せになりました(^^) (2022年9月1日 22時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
きち(プロフ) - シャンクスはもちろんのこと、ifストーリーのベックマンも最高でした、、めちゃくちゃニヤけて悶えました、、ベックのお話あんまりないので尚更で、、！幸せをありがとうございます！！！ (2022年9月1日 1時) (レス) @page50 id: 106dc987a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - ぷーさん» イケメンすぎましたか(笑)そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年8月23日 16時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー - え？？シャンクスイケメンすぎん？？？？てなりましたw最高です！ (2022年8月23日 4時) (レス) id: 1a24521b43 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - あさん» 楽しんで頂けたようで何よりです(^^) (2022年8月17日 9時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年2月5日 21時
