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翌日、島に降りた私が見慣れぬ街並みを興味深く眺めているとシャンクスが視線を集めていることに気付いた。
男前だし目立つ赤髪がより人の目を引くのだろう。
海賊を怖がっているような人もいないし、治安は悪くなさそうだ。
「とりあえず服屋だな！」
シャンクスは近くの店へ入るとあれはどうだこれはどうだと言いながら店内を連れ回した。
「……これだけか？この倍は選べ」
「え」
「たくさんあって困ることはないだろ？」
いくつか試着し気に入ったものを選んだのだが、シャンクスは不満そうだ。
わりと安めのお店だが、数日分フルコーデするだけで結構な額になる。
気が引けたが仕方なく選んだ服の色違いのものをいくつか買い足すことにした。
せっかくなら違うの選べよ……とやっぱり不満そうなシャンクスに苦笑いしながら、これが気に入ったで押し通す。
パーカーとジーンズに着替えた格好を見て相変わらず子供っぽいなと悲しくなったが、産まれ持ったこの童顔はもうどうしようもないのだ。
「これはこのまま着て行くからそれ以外は包んでくれ」
「かしこまりました」
シャンクスが支払いを済ますと店員がテキパキと他の服を包んでくれた。
一緒に買ったボストンバッグとショップバッグに詰められた服を受け取ろうとしたが、横から伸びてきた手に全て奪われる。
「自分で持てます」
「良いから、早く行ってお頭の相手してくれ」
「A〜！あっちに美味そうなもん売ってるぞ！」
既に店の外で待っていたシャンクスはもう何か新しいものを見つけたようだ。
ベックさんと顔を見合わせると視線で早く行けと言われてしまい、礼を言いシャンクスの元へ駆け寄ったのだった。
「A、これも美味いぞ」
私は屋台をはしごしてどんどん美味しそうなものを買い込んでいくシャンクスに再び連れ回されている。
「そんなに食べられません」
「Aが好きなだけ食べれば良い、残りは俺達が適当に食う」
「そんな贅沢な」
「良いからほら、美味いから食ってみろ」
ずいっと目の前に差し出された串焼きを一口食べると、残りはシャンクスがぺろりと平らげた。
そんな食べ歩きをしばらく続け早々に満腹になった私は、食後のデザートにジェラートを買ってもらい皆が食べ続けるのをのんびりと眺めていた。
見事な食いっぷりが見ていて気持ちよかった。
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ちょこ(プロフ) - planetbluep379さん» ありがとうございます！月末までバタついているので更新遅くなりますが気長にお待ちくださいませ🙇♀️ (2022年9月15日 10時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
planetbluep379(プロフ) - 続き待ってました✨嬉しい！頑張ってください😁 (2022年9月14日 9時) (レス) @page43 id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - シンヤさん» ありがとうございます！ (2022年9月6日 16時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています😊 (2022年9月6日 0時) (レス) @page39 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 白雪さん» はじめまして、コメントありがとうございます。お話は順次公開していきますので気長にお待ちください🙏 (2022年9月2日 17時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年7月7日 23時
