Prologue ページ1
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青い空にプカプカ浮かぶ白い雲。
輝く太陽が暖かく、絶好の散歩日和だった。
のどかな島を酒瓶片手に歩く俺のあとを仲間数人が着いてくる。
昨日の夕方に辿り着いたこの島はあっという間にログが溜まってしまったが、久々の上陸なのでもう1〜2日滞在予定だった。
数時間ほどで一周してしまう小さな島だがそれなりに栄えているようで街は賑わっていた。
そんな街の酒場で腹を満たした俺は、昼寝でもするかと良さげな場所を探し歩いているところだった。
木々の葉のすき間から降り注ぐ日差しとたまに吹き抜ける風が心地よく、穏やかな気持ちにさせてくれた。
そんな風にしばらくふらふら歩いていたが、何か聞こえた気がしてふと立ち止まる。
「お頭、どうした？」
急に立ち止まった俺に声をかけるベックを手で制し耳をすませば、やはり音が聞こえた。
気配を消して身を隠し様子を伺うと、いかにも柄の悪そうな男達が集まっているのが見えたが、遠くて何を話しているかまでは聞こえなかった。
「……島の人間じゃなさそうだな」
声を潜めて男達を分析するヤソップ。
「そういや今朝、港の端の方に船が着いてたな」
「お尋ね者か？」
「まぁ、大した額じゃなかったがな」
思い出したように呟くベックに張りつめた空気が緩み、のほほんとした雰囲気が広がった。
「悪さをするようならこらしめれば良いか」
と、その場を後にしはじめた仲間達。
それに続こうとしながらも何か気になりもう一度男達を振り返った俺は、信じられないものを見た。
「女がいる」
「「「え？」」」
俺の声に仲間達が足を止めた。
見間違いかと思いよく目を凝らしたが、やはり男達に囲まれもて遊ばれているかなり小柄な女がいた。
髪を掴まれ無理矢理上げられた顔は幼く見えた。
まだ子供だろうか。
光を失った瞳から涙を流しながら、僅かに動いた口。
その口から溢れた声にすらなっていない叫びに、俺はいつの間にか駆け出していた。
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ちょこ(プロフ) - planetbluep379さん» ありがとうございます！月末までバタついているので更新遅くなりますが気長にお待ちくださいませ🙇♀️ (2022年9月15日 10時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
planetbluep379(プロフ) - 続き待ってました✨嬉しい！頑張ってください😁 (2022年9月14日 9時) (レス) @page43 id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - シンヤさん» ありがとうございます！ (2022年9月6日 16時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています😊 (2022年9月6日 0時) (レス) @page39 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 白雪さん» はじめまして、コメントありがとうございます。お話は順次公開していきますので気長にお待ちください🙏 (2022年9月2日 17時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年7月7日 23時
