黒酢中 過去編�� ページ7
他1「おいお前。花沢輝気の女だろ」
帰り道、他校の男子数人に囲まれた。
私より倍でかい人たちに囲まれて逃げ場を失ったが、私は驚きもせず顔を上げた。
『違いますけど』
他2「とぼけるなよ。あの花沢のお気に入りって噂じゃねーか。確かに気が強そうであいつの女らしいな」
『ただ言い寄られてるだけで私は別に女じゃない』
他1「まぁどっちでもいい。一緒に来てもらおうか」
そう言って腕を掴まれた。
巻き込まれるのはゴメンだ。
喧嘩なら勝手にやっててほしい。
『嫌です』
私は掴まれた手を払った。
そして無表情で顔を見上げてやる。
他1「女のくせにっ」
男が私の胸ぐらをつかんだ。
これは殴られる方向かと思ったとき、その男が思いっきり横にふっ飛ばされた。
『！？』
他2「お、おい！大丈夫か！？」
周りを囲んでいた人たちが、飛ばされた男に駆け寄る。
「女相手に4人かい？情けないね。僕に用があるなら直接来なよ」
他3「誰だ！？」
他4「げっ！あ、あいつは…」
吹き飛ばしたのは花沢くんだった。
正直彼に一番来てほしくなかった。
余計ややこしくなる。
花「君達、僕に立ち向かおうとした事だけは褒めてあげるよ。でも、君達はこれから後悔することになる」
『いや、私が無傷だからもうこれで良くない？喧嘩する必要ないから』
このままだと、逆に相手が危ない。
周りを見ると、ここは人通りが少ないとこだった。
花「何言ってるんだい。こういう世の中を甘く見ている人たちには一回痛い目に合わせたほうがこれからの為だよ」
いや、お前が言うかと言おうと思ったとき、花沢くんはすごいスピードで相手の方に向かい、あっという間に吹き飛ばした。
花「君達には僕に指一本すら触れられない」
倒れた男たちを見下ろして満足そうにしている彼に腹が立った。
自分だけが特別だと思っている彼だって、世の中を甘く見ている。
わからせてあげないと。
『なら私は簡単に触れられるよ』
そう言って私も力を使い、花沢くんの方に飛んでいく。
その瞬間、私は花沢くんの首を掴んで停止した。
痛くないように、軽く掴む。
花「なっ……き、君……まさか」
一瞬の出来事で動けず花沢くんは静止している。
そのすきに私は彼に軽くデコピンをした。
『花沢くん。貴方も気付いたほうがいい。その力で人を痛みつけて頂点に立っても、なんにもならないよ。満たされはしない』
花「なっ…」
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桜餅(プロフ) - 暁さん» そう言って頂けると励みになります！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月20日 8時) (
レス) id: b9e517107b (このIDを非表示/違反報告)
暁 - お話がすごく面白くて続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2020年3月20日 2時) (レス) id: f42709c111 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！嬉しいです！今後ともよろしくお願いします！ (2020年1月13日 20時) (レス) id: b9e517107b (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - 面白いです！更新無理のないように頑張って下さい！！応援してます！ (2020年1月13日 10時) (レス) id: 07869dbeb9 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» いつもありがとうございます！少し間が空いての更新でしたが、楽しみにして頂けてるなんて感激です！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月29日 11時) (レス) id: b9e517107b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅 | 作成日時：2019年5月5日 17時
