番外編 お前料理できたん？�� ページ14
師「どうだモブ。女子のエプロン姿は」
モ「どうって……」
師「お前も彼女作るなら料理ができる女にしろよ」
モ「はぁ……」
私達は今霊幻さんの事務所に来ている。
事務所の小さな台所を借りて親子丼を作っている真っ最中だ。
ちゃっかりご馳走になろうとしている霊幻さんだったが(影山くんは別に良い)、会計のときさり気なく「一緒で」と言って払ってくれた。
そこはちゃんとしてるんだよなぁ。
モ「Aちゃん。手伝うよ」
『え、いいよ。大丈夫』
モ「でも、手伝いたいんだ」
影山くんはこっちに顔を近づけてきた。
料理をやってみたいってことかな。
『じゃ、玉ねぎをこうやって切ってくれる？』
そう言って私は玉ねぎを影山くんの前で切ってみせた。
まじまじと影山くんは私の切っているのを見ているが………
なんか近くないですかぃ。
『あ！くそ、しみるー』
影山くんに気を取られていたら今度は目が痛くなった。
玉ねぎ弱いんだよね私。
モ「わぁ！目が真っ赤だよ」
『うぇぇぇ』
目をつぶると自然と涙が出てくる。
影山くんが慌ててティッシュを持ってきてくれた。
受け取ろうとしたら影山くんが私の目にティッシュを近づけて優しく拭いてくれる。
モ「だ、大丈夫？」
いや、だから近いって影山くん。
『…………だ、大丈夫………じゃないかも』
モ「そんなに！？玉ねぎってほんとにしみるんだね。あ、もしかしたら超能力のバリアなら痛くならないかも」
そう言うと影山くんは自分にバリアを張った。
なるほど。考えたこともなかった。
『めっちゃいい考えやん影山くん』
モ「玉ねぎは僕がやるから、Aちゃんは他のことしてていいよ」
『じゃお願い』
なにそれイケメンと思ったが口には出さず、玉ねぎは影山くんに任せて私は肉をいじりだした。
後ろから霊幻さんの視線が痛いが、ここはスルーだ。
そうしているうちに、親子丼が出来上がった。
影山くんもたくさん手伝ってくれたのでほぼ二人で作ったようなものだ。
師「おー！美味そうだな！」
『どうぞ召し上がれ』
師モ「「いただきます」」
そして二人がひとくち食べる。
モ「おいしい…！」
師「うわ、親子丼最高」
『ほ、ほんとに？』
モ「うん。すごく美味しいよ」
二人が笑ってこっちを見ている。
それだけで嬉しくてお腹いっぱいだった。
『……良かった』
やっぱりこの二人だと安心する。
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桜餅(プロフ) - 暁さん» そう言って頂けると励みになります！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月20日 8時) (
レス) id: b9e517107b (このIDを非表示/違反報告)
暁 - お話がすごく面白くて続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2020年3月20日 2時) (レス) id: f42709c111 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！嬉しいです！今後ともよろしくお願いします！ (2020年1月13日 20時) (レス) id: b9e517107b (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - 面白いです！更新無理のないように頑張って下さい！！応援してます！ (2020年1月13日 10時) (レス) id: 07869dbeb9 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» いつもありがとうございます！少し間が空いての更新でしたが、楽しみにして頂けてるなんて感激です！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月29日 11時) (レス) id: b9e517107b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅 | 作成日時：2019年5月5日 17時
