再会 ページ10
何回謝っても謝り足りないのは、自覚している。
百年前にあの計画を止めることが出来れば、こんな悲しいことにはならなかったのだから。
私にはキャラを上回るほどの決意が無かったから、ガスターさんにもサンズにも、不可能だと断言された。
悪いのは全て私。
だから、私がケリを付けなくちゃいけないのは、誰よりも分かっているつもりだ。
だから、彼が望むように、世界を巻き戻さなければならないのだ。
…
キャラが現れて、悟る。
ああ、サンズは負けてしまったのか、と。
そして、メタトンも……負けてしまったのだ、と。
「本当に久し振りだね、キャラ」
震える声を抑えながら、正義のヒーローに呼び掛ける。
彼の装いを見て、更に恐怖が背中を這い回るけれど、私はなんとか足に力を入れて立つことに専念した。
こんな事で、本当にメタトンやサンズを倒したキャラに勝てるのかな、と一抹の不安が浮かぶが、そんな考えは振り切ってしまえ。
百年越しの友達は、全身を灰色に染めていて。
揺らり、陽炎の様に歩みを進めるその姿に、違和感を感じた。呼び掛けても反応が無いのが、様子のおかしい証拠だろう。
「……キャラ？」
私からもキャラに近づく。ある程度歩み寄ると、彼は右手に持ったナイフで素早く切りつけてきた。
「……ッ！」
ガードが間に合わず、痛みに備えるが……。
「あれ？」
目を開けると、私の前には緑色の薄い膜。
“親切”
……もしかして、これがサンズの言っていた、“ソウルの加護”？
ガキッ、キィンッ。
キャラは何度か切りつけるが、ヒビ割れ一つ起きないこの防御膜に痺れを切らしたのか距離を取り、真っ黒の弾幕を飛ばしてきた。
「……キャラッ！どうしたの！？」
もう一度呼び掛けても返事は無い。フリスクでも、キャラでもない……何か別のモノに支配されている可能性が？
そこまで考えて、一度親切の加護を打ち消す。黒い弾幕の威力が強力で、少しずつ膜が削れていってしまったからだ。
「くっ！」
追尾型ではなかった為、キャラを中心にして回るように避けると、ソレは直線上に進み壁や地面にぶつかって爆発する。
やばい。
サンズは身体を弱らせればいいと言ったけれど、私は彼を傷つける事なんて到底できっこない。
突破口が見つかるまで、全ての攻撃を避け切るしかないか。
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ユキ - ヤンデレいつの間にか増えてますねっていうの忘れてました( (2017年3月27日 23時) (
レス) id: 277d254fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - ChocoLaさん» ヤンデレ!?俺得過ぎますね((甘多いなぁ…Charaヤンデレがいいなああああ←ていうかCharaのヤンデレなくないですか? (2017年3月27日 23時) (レス) id: 277d254fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ChocoLa(プロフ) - kannaさん» ギャグ路線！私のセンスで皆様を笑わせることができるのか…練りに練ります！！(自分からハードル高めていくスタイル) いやーー面白いだなんてそんなめちゃくちゃ嬉しいです('∀`)(( いえいえ！とんでもない。ギャグ路線、候補に入れておきます！ありでした！！！ (2017年3月25日 7時) (レス) id: 73c0835f44 (このIDを非表示/違反報告)
ChocoLa(プロフ) - ユキさん» ありがとう！！ww案外シリアス希望の方が多くてビビっているwwでもうらつくでシリアスって少ないから需要あるんだろうな……短編っぽくか……それなら進めやすそう！候補に入れとくね〜、サンクス！！w (2017年3月25日 7時) (レス) id: 73c0835f44 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 投票しましたぜ-_-短編集っぽくやってほしい(( (2017年3月24日 23時) (レス) id: 93b58d9534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ChocoLa | 作成日時：2017年3月16日 21時
