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高1の時からずっと、お姉さんのように私を支えてきてくれた天野さん。
私が元気がない時は、祐希が10秒でも出ているスポーツ番組を録画してそこだけを切り取ったものを見せてくれた。
休みになれば、すぐに車で愛知に連れて行ってくれた。
天野さんには、どれだけお礼をいっても足りない。
『ありがとう、天野さん、、』
天野「急ぐわよ!」
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病院に着くと、祐希に会うのが怖くなった。
もしも、バレーができなくなったら、私は、祐希はどうしたらいい?
さっきまで一緒にいたのに、それがもうだいぶ前のことのように思える。
病室に近づくと、、、、
祐希の声…?
急いでドアを開けると、祐希の姿があった。
『祐希!!!!!!!』
石川「A!」
『祐希、祐希、、、ごめんね、私のせいで…怪我は?大丈夫なの?どこ怪我したの?痛い?』
石川「落ち着けって!
A、俺じゃないんだ。」
え?
石川「怪我したのは俺じゃない。」
見てみると、確かにさっき別れたままの祐希。
祐希じゃなくて…よかった。
不覚にもそう思ってしまう自分がいた。
祐希の服についた血が、祐希のものじゃない、ということが、こんなにも嬉しい私は、もう狂ってしまっている。
でも…
『その血は、誰の血なの…?』
石川「まささんだよ…」
その一言は、私の見る世界の色を一瞬で白黒にしてしまった。
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もえぴー(プロフ) - はやてさん» ありがとうございます!!これからも宜しくお願いします(*^o^*) (2015年12月17日 16時) (レス) id: b2566d0c03 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - そんな風に言ってもらえると照れます((ショックですと?いや、もう素敵すぎて叫びたいくらいです^ ^今回もドキドキさせていただきました///はい、今まで読む専だったんですけど…更新遅いですがよろしくお願いします(-∀-`;) (2015年12月15日 20時) (レス) id: c1faff7fd5 (このIDを非表示/違反報告)
はやて(プロフ) - もうめっっっちゃどきどきします! (2015年12月15日 20時) (レス) id: 84dc18dc2d (このIDを非表示/違反報告)
もえぴー(プロフ) - ハルさん» ハルさんのコメント、毎回すごく嬉しいです(T ^ T)なんだか急展開してしまって文章力の無さに自分でショックを受けてます笑 ハルさんも小説を書き始められたんですね!!(*^o^*)読ませていただきますね!! (2015年12月13日 17時) (レス) id: b2566d0c03 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - うわぁぁぁぁ/////ちょっと、もうやばいです、続きがっ!全然不快になんて思ってないですよむしろ手がどんどん次に進みました♪♪もえぴーさん更新されてないかなーっていつも楽しみにしてます^^私もジワジワ頑張ります^^ (2015年12月10日 20時) (レス) id: c1faff7fd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちよさん。 | 作成日時:2015年11月16日 20時