S t a r .

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『え、うそっ！？』




朝から最悪…

久々の学校なのに……




天野「ごめんねA。どうしても外せない会議
なの！他のマネージャーも開いてなくて…」




そう謝るのは、私のマネージャーの天野さん。

天野さんが悪いわけじゃないけど、

1人で外に出るのは少し不安、いや

すごく不安。




『そっかぁ…仕方ないよね。電車で、いく…』



天野「タクシー呼ぶわよ！10時にはつくでしょ。」



『10時じゃ間に合わないよぉ。私、単位やばいのに！！！変装するから大丈夫だよ！』



天野「わかったけど…何かあったらすぐに電話して。気をつけてね！写真撮られてもいいから、自分の身体だけは守ってよ！」



『わかってるってー！』




私は、中学3年生の冬に芸能事務所にスカウトされて、高校生になると同時に上京してきた。

芸能界5年目。

うまくいくことばかりじゃなかったけど、
ドラマの主演や映画の主演を何作か経験し、

今ではほとんどの若い人が私の名前を知ってくれている。


だから…私が今、電車に乗るというのは、
ちょー危険。

バレて追いかけられるのだけはごめんだ。

だから…

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完璧…。

これはどう見ても、美山Aじゃないでしょ。


栗色のくるくるの長い髪を黒いボブのかつらで隠し、
帽子をかぶり、マスク装着。


怪しい？

うん、怪しいけど、バレはしないでしょ？




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