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私のこと好きな人、知ってる？
周りの人に聞いて回るなんて、絶対に無理。
いくら仲が良い子でも、大昇でも飛貴でもだ。
考えてもわからないものは、考えない方が良い。
そう信じてこの案件は忘れることにした。
こんなことに振り回されるなんて私らしくない。
意外と都合のいい脳の作りなのか、しっかり授業を終えて家に帰り、いつもと同じように寝て起きれば記憶は薄れていた。
今話題のドラマに出ている俳優が起用された電車の広告ををぼんやり眺めながら学校へ向かった。
今日は友達が朝練だから、いつもより幾分静かだ。
すると、不意にかけられる声。
「あ、A」
「おはよ！」
「珍しい！おはよう〜」
振り返るとそこには大昇と飛貴がいた。
この2人はよく一緒に学校に行っていると聞いたことがある。
私はいつも自分の友達と言っているし、その現場に遭遇するのはかなり久しぶりな気がする。
こうやって3人で並んで歩くのはいつぶりだろうか。
「なんかさぁ、大きくなったね2人とも」
「えっそう？」
「大昇は前から大きかったような気がするけどね」
「浮所とA、同じくらいだったじゃん」
「それ、いつの話！？」
俺、Aより小さかったことないし！と反論する飛貴になぜか2人で大笑い。
3人とも似たような目線だったのに、今では違う。
時間の流れに寂しさを感じながらもここまで一緒に成長してこられたんだな、と幸せを噛み締めた。
これから先も、いい友達でいたい。
「じゃあまたね」
「また！」
「ばいばーい！」
「……あのっ！」
下駄箱で靴を履き替えて階段を登ろうとすると、またかけられる声。
聞いたことあるような、ないような。
疑問に思いながら後ろを振り向いた。
「あの、Aちゃん。ちょっと、いいです、か」
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あり(プロフ) - 廉しょりさん» コメントありがとうございます！無事完結いたしました！読んでくださったようでとても嬉しいです！ありがとうございました！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f999b45b65 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり - 完結おめでとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: d33008032f (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 頑張ってください！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: 7dc2471e07 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - 白雪さん» コメントありがとうございます！楽しみと言っていただけてとても嬉しいです。頑張って描き進めますので、どうぞよろしくお願います！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 6af7259f28 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 続きが気になります！更新楽しみにしてます^^ (2018年11月10日 1時) (レス) id: 7dc2471e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あり | 作成日時：2018年11月6日 16時
