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大昇が高橋のことを知っているのは不自然ではないけど、私の好きな人が高橋だとバレているのに驚いた。
「いやわかるわ！前遊んでたじゃん？」
「あのときはまだなんともおもってないって言った！」
「しかもあの後のこと浮所から聞いたから！」
「……そこかよ！」
飛貴、あの日のことを大昇に話してたのか。幼馴染ネットワークが有効活用されている。
「それに俺！優斗から言われたし」
「何を」
「Aのこと好きなんだけど！って」
「ええ！」
わかってる、わかってはいたけどその言葉にまた顔が熱くなる。
「でも今はわからないじゃん！あの子可愛いし、告白されたら付き合っちゃうかも。私みたいなのじゃなくて、女の子らしくて……」
「いーやまだまだ絶対好きだよ！そこは俺自信を持って言えるから！」
珍しく大昇が私の肩をにガッチリ掴んだ。
握力の強さと自信の強さが比例しているような気がして、妙な説得力が出る。
その自信はどこから来るのかわからないが……。
「あのさ、ずっと友達って言葉で自分を自分で苦しめてんじゃないの？」
「好きなら、ちゃんと素直になるべき！」
「正直、告白手伝ったって聞いて重症だなって思った。どう考えてもそこは自分の気持ちを優先しないと」
「今までとは違う！もう次はAの番なんだよ」
ギリギリと掴まれる肩に更に力が入る。
しっかり私を見据えて話す大昇。なんだかんだ言って最後は大昇だな、と思った。
「ふふ、ありがとう」
「……何笑ってんだよ」
「いや嬉しいなと。あ、一応お菓子パーティの準備しといて！ゾンビのゲームも宜しく」
「いや絶対にその用意しないから」
2人で笑い合うと、最後にポンっと肩を叩いて手を離してくれた。
「えぇ、なんで」
「だって絶対絶対いらないから。じゃ俺行くわ！頑張れよ」
そう言って顎をしゃくり突然立ち上がる大昇。不思議に思って後ろを向くと、そこにははぁはぁと息を切らした高橋がいた。
「ちょ、いつから」
「はぁ……はぁ……たった今」
「……そう、なんだ」
さっきのことを思い出して、言葉に詰まる。
静かな公園で何を言えばいいかわからなくなるけど、大昇の励ましを無下にする訳にはいかないと勇気を振り絞る。
「「あのさ！」」
声が被るなんて思わなかった。お互い俯き「先にいいよ」と譲り合った結果、最初は高橋のターンになった。
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あり(プロフ) - 廉しょりさん» コメントありがとうございます！無事完結いたしました！読んでくださったようでとても嬉しいです！ありがとうございました！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f999b45b65 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり - 完結おめでとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: d33008032f (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 頑張ってください！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: 7dc2471e07 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - 白雪さん» コメントありがとうございます！楽しみと言っていただけてとても嬉しいです。頑張って描き進めますので、どうぞよろしくお願います！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 6af7259f28 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 続きが気になります！更新楽しみにしてます^^ (2018年11月10日 1時) (レス) id: 7dc2471e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あり | 作成日時：2018年11月6日 16時
