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約2時間の映画はあっという間に終わった。
笑いアリ適度に涙アリ恋愛アリアクションアリと飽きずにずっと見ていられた。
なにより隣に座る高橋が楽しそうで、今日来てよかったななんて。
「いや面白かった！」
「ね！結末もそう来たかーって感じで」
ちょっとテンション高めの2人。
映画館を出てそれとなく飲食店が並ぶ方へ歩いて行く。
「なんか食べたいもんある？」
「これといってはないなぁ。適当に空いてるところ見つかったら入ろうよ」
「おう、そうしよ」
店の前のショーケースに並ぶサンプルを見てうまそー！って目を輝かせる。
なんか、いつも楽しそうだなこの人は。
「あ、ここ待たないで入れそう」
「本当だ！行こう」
入ったのは街でよく見るパスタ屋さん。
向かい合わせに席について、メニューを見る。
お腹が空いているから、どれもすっごく美味しそうに見えて困る。
ミートソースかカルボナーラかまでは絞れたけど、その先が決まらない。待たせちゃうし、早く決めなきゃ。
「何で迷ってるの？」
「え、あ、ミートソースかカルボナーラ」
「おれミートソースにするつもりだったから、カルボナーラ頼みなよ。半分こしよ！」
思わぬ高橋の提案。
魅力的な案だけど、めちゃくちゃ気を遣ってくれているような気がして申し訳ない。
さっきのこともあるし、ここはどうするのが正解なんだろう……。
「カルボナーラも食べたいし！ね？」
私は高橋の「ね？」の威力を舐めていた。
「本当にありがとう！」
「おいしかったからいいよ！それに、どっちも食べたかったんでしょ？」
「それは、うん」
食い意地張ってる奴みたいになったけど、高橋の前ならまだいいかななんて。これが彼氏とかだったらまた話は別だけど。
それから近くのショッピングセンターへ行って、お互いの服やら雑貨やらを見る。
高橋はどの服屋でもストライプやらボーダーやらをよく手に取っていて、また！？と言うとちょっと恥ずかしそうにうるせ！と反撃された。
女の子の買い物に付き合うのって男の子からしたらダルいんじゃないかと思うけど、私が服を見ているときにはちゃんと「こっちのがいい！」とか言ってくれて嬉しかった。
そろそろ出ようか、と出口に向かって歩いていると見慣れた姿。
「あ」
「？、誰かいる？」
「飛貴……？」
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あり(プロフ) - 廉しょりさん» コメントありがとうございます！無事完結いたしました！読んでくださったようでとても嬉しいです！ありがとうございました！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f999b45b65 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり - 完結おめでとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: d33008032f (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 頑張ってください！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: 7dc2471e07 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - 白雪さん» コメントありがとうございます！楽しみと言っていただけてとても嬉しいです。頑張って描き進めますので、どうぞよろしくお願います！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 6af7259f28 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 続きが気になります！更新楽しみにしてます^^ (2018年11月10日 1時) (レス) id: 7dc2471e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あり | 作成日時：2018年11月6日 16時
