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烏賊と雀 2 ページ10

取りあえず、こんな寒い夜道にずっと居るわけにもいかないから、運営寮に入ることにした。


Chu「……チッス」


Chn「ねずみ姉さん…!?」
Cn「ちゅうきちさん」


一体どこら辺から話を聞いていたのか、ちゅうきちさんが壁を背もたれに立っていた。……嗚呼、だからさっき。


Cn「生暖かい風が吹いたわけだ」


Chu「スズメの声が震えとったんで……」


そう気まずそうに言ったちゅうきちさんには、普段の人見知り感はなかった。よっぽどチュンちゃんが大事なんだろうね。


そうでもなきゃ、運営寮に来ないだろう。だって、ちゅうきちさんは青色の陰キャが嫌いだって言ってたもん。


Chn「姉さん……」


Chu「ほら、髪ボサボサやでスズメ。うちは寮に帰るけど、夜更かししすぎんなよ〜」


それだけ言って、ちゅうきちさんは寮に戻っていった。相変わらず姉属性だよなぁ……俺の方が年上なのに。


Cn「ちょっと部屋に戻るね。すぐ戻るから、談話室で待っててくれる?」


Chn「…はい」

**********

数枚の写真を持って、談話室に戻ってきた。チュンちゃんは黒パーカーを羽織直し、ソファーに座っている。


Cn「お待たせ。……で、理由だっけ?」


Chn「はい」


どこから話そっかなぁ。写真を並べて、そのうちの一つを指差す。


Cn「これはね、ちょっとマッドな研究所の写真だよ。俺と研究員が写ってるんだ」


Chn「え?けど、どの人も大人じゃないですか…?……ッ!?」


気づいたね。


Cn「人じゃなくて、こっち。この赤くて可愛い触手の塊が俺、ショタコンタミだよ」

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ゆり(プロフ) - 読ませて頂きました!す、すごい… (2020年9月20日 21時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 匿名希望:我妻さんさん» 大丈夫です! (2020年9月19日 15時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん - ゆりさん» 出荷済みの子ですがキャラ増やしました。駄目でしたら削除しておきます (2020年9月19日 14時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - スミレの事までかいてくださってありがとうございます! (2020年9月18日 6時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2020年9月12日 7時

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