鉄扇 ページ8
Ni「武器庫に入りたい？」
Chn「はい。お願いしますッ！」
私は【天】【光】【闇】を持っていない。その上攻撃魔法も無いに等しい。
なので武器と言えば、と兄さんに頼みに来た。
Ni「別にええけど…。ほら、こっちやで」
Chn「ありがとう…！」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
我々寮の敷地内にある、兄さんが管理してる武器庫に着いた。
ナイフやハンドガン、ライフル等々が綺麗に並べられている。武器好きにはたまらない空間。
Ni「取り合えずこれ撃ってみ」
ホレ、と渡されたショットガン。的に向けて構え、引き金を＿＿＿
Chn「………ア、レ？」
巧く引けない。的に向けていた銃口も逸れている。
Chn「セーフティ外したんやけd((ﾊﾞﾝｯ」
それは決して弾丸が飛んだ音ではなかった。かと言って的が倒れた音でもない。
Chn「兄さぁん…。ジャムったよこの銃……」
まさかの、銃そのものが爆発音をたてた。
Ni「は…？貸してみ……？」
兄さんがショットガンを構え、的に向ける。そして引き金を引くと、
ﾊﾞｧﾝｯ
銃が爆発し、砕け散った。
咄嗟の【水】と兄さんの【風】で被害は出なかったものの、爆発するのはいくらなんでも可笑しい。
その後も他の銃で試したが、結果は同じ。
Ni「全部ジャムることってあるか…？」
Chn「罪悪感しか感じない」
Ni「頼むから…もう銃使うな………！」
Chn「わかりました…。ナイフ使ってみるわ」
サバイバルナイフを手に取り、そこら辺の木の前に立つ。
ｼｭｯ、と振るうと木が真っ二つになった。
Ni「チュンリンさ、ナイフの方が向いてるで」
Chn「ん〜〜。せやけどなんか違うなぁ……。ん？」
棚の端の方に置かれた銀色の扇が目に入った。飾り紐や装飾が綺麗で、鬼を滅しそうな漫画の上弦が持ってたヤツに似てる。
Chn「兄さん……。あの扇使ってええ？」
Ni「ああ、あれ？そういや持っとるだけで使ったことないな」
へぇ、と相槌をうちながら扇を振るう。意外と重いけど、扱えない程じゃない。
Ni「それやろか？チュンリンに合っとるし」
Chn「良いん？ありがとう兄さん！」
こうしてチュンリンは鉄扇を手に入れました。
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ゆり(プロフ) - 読ませて頂きました！す、すごい… (2020年9月20日 21時) (
レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 匿名希望：我妻さんさん» 大丈夫です！ (2020年9月19日 15時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん - ゆりさん» 出荷済みの子ですがキャラ増やしました。駄目でしたら削除しておきます (2020年9月19日 14時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - スミレの事までかいてくださってありがとうございます！ (2020年9月18日 6時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望：我妻さん | 作成日時：2020年9月12日 7時
