アシュリーとの別れ ページ17
イザベラ
「皆聞いて。アシュリーの里親が見つかったの」
それはある寒い日の事だった。
イザベラ
「今夜出発よ。皆お祝いしてあげてね」
皆
「はーい」
アシュリーの里親が見つかった。凄く嬉しいことの筈なのに、寂しくて。
チュンリン
「…おめでとう。今日は皆とも遊んできたら？」
アシュリー
「そう、だね。行ってくるよ」
アシュリーはフィル達の方に走っていった。そんなに急いだらまた転ぶかも知れんのに…。
椅子に腰かけたままの私に、エマ姉さんが近づいてきた。
エマ
「チュンリーン？」
チュンリン
「エマ姉さん…。どした？何かあった？」
エマ
「いや…アシュリーと遊ばないのかな〜って」
私の隣に座るエマ姉さん。つい本音を溢してしまう。
チュンリン
「アシュリー、私と歌ってばっかりやったから。他の子達とあんまり遊べとらんのやないかなって…」
エマ
「なるほどぉ…」
私はギルダ達とも遊んでた。けど、アシュリーは大体柵の前にいた。
エマ
「でも、最後の日なんだし、アシュリーもチュンリンともっと遊びたいんじゃない？」
チュンリン
「！」
その考えはなかった。
チュンリン
「そうよな…。謝謝、我要去！」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
結局、アシュリーやフィル達とかくれんぼをしてきた。一時的にでも、最後の日だってことを忘れることができた。
ギルダ
「さよなら、アシュリー…」
ドン
「げ、元気でな…ッ」
レイ
「…」
エマ
「元気でね〜！」
ノーマン
「手紙、待ってるよ」
皆
「バイバイ…！」
アシュリー
「ありがとう、…さよなら」
ママと出ていくアシュリー。
チュンリン
「……さよならじゃない。またね、でしょ？」
アシュリー
「！…またね、皆！」
笑顔で、二人はハウスから出ていった。
少しの寂しさを胸に、部屋に戻ると。
チュンリン
「……花？」
ベッド横の棚に、小さな花束が飾られていた。ピンクの花や、青の花。
綺麗で、状態も良い。さっき置かれたばかりなんだろう。
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ゆり(プロフ) - 読ませて頂きました！す、すごい… (2020年9月20日 21時) (
レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 匿名希望：我妻さんさん» 大丈夫です！ (2020年9月19日 15時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん - ゆりさん» 出荷済みの子ですがキャラ増やしました。駄目でしたら削除しておきます (2020年9月19日 14時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - スミレの事までかいてくださってありがとうございます！ (2020年9月18日 6時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望：我妻さん | 作成日時：2020年9月12日 7時
