続き ページ16
ノーマン
「お帰り、二人とも」
アシュリー チュンリン
「ただいま」
洗い物をしているノーマン兄さん。ママは他の子達の方に行った。
チュンリン
「私も手伝います。その代わり、ちょっと相談にのってくれん？」
ノーマン
「相談？」
チュンリン
「おん、アシュリーの歌に歌詞つけたいんよ。ノーマン兄さんなら良い相談相手やと思ってな」
そう言うことなら、と笑顔で了承してくれた。
やった、と小さくガッツポーズをしながら、洗い物の手伝いに精を出す。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
in男子部屋
アシュリー
「〜〜♪」
ノーマン
「うん。アシュリーらしい歌だね」
チュンリン
「せやろ。優しい感じの歌詞にしようと思うんやけど、どんな要素入れよかなって」
ノーマン
「じゃあ、慰める…とかは？」
こうして相談は続き、歌詞ができた。
アシュリー
「じゃあ、弾くよ…」
チュンリン
「うん、お願い。
どうして泣くの？
僕はここだよ
キミの泣き顔を
僕は見ていた
鉄製の劣等感を
抱えて歩く僕だけど
キミを慰めるのは
僕の役目だと思うんだ
笑ってよ ほら
宝石にも負けない
その眩しい顔でさ
笑ってよ ねえ
僕の劣等感も
吹き飛ばしてしまってよ」
歌い終わった。ほんの少しの沈黙。
ノーマン
「すごく良かったよ！流石二人だね」
アシュリー チュンリン
「ありがとう！」
ノーマン兄さんに褒められた！
ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ
レイ
「夕飯。準備できたぞ、お前ら」
他の部屋からも兄弟が出てくる声が聞こえる。もう夕飯の時間みたいだ。
ノーマン
「僕たちも行こっか」
チュンリン
「せやな！急ぎましょうか！」
アシュリー
「わっ！引っ張らないでチュンリン！」
階段を駆け下りる。もうとっくに座っている皆に、美味しそうなご飯。
隣で笑っているアシュリー。
この"当たり前"を疑うことなんてなかった。
アシュリーの里親が見つかるまでは＿＿＿
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ゆり(プロフ) - 読ませて頂きました！す、すごい… (2020年9月20日 21時) (
レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 匿名希望：我妻さんさん» 大丈夫です！ (2020年9月19日 15時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん - ゆりさん» 出荷済みの子ですがキャラ増やしました。駄目でしたら削除しておきます (2020年9月19日 14時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - スミレの事までかいてくださってありがとうございます！ (2020年9月18日 6時) (レス) id: 8ed570e0bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望：我妻さん | 作成日時：2020年9月12日 7時
