トリップしたらマークのテンションと合い過ぎて与謝野さんにまとめて踵落としされた【文スト】さよなら私の青春定理

安吾「質問です。付き合うなら誰？理由も込みで…お願いします…」『マジ！？私に選ぶ権利あんの？ww』安吾「特別に上げますよ。すぐ返して下さいね」『本当に安定のwwんー…福沢諭吉さん！』安吾「………ほぉ」『ちょw顔怖ｯwwだって、強くね？優しくね？かっこよくね？一番キャンディくれるし！』安吾「結局一番最後の理由ですよね」『バレたかw』安吾「（買収できるな、コレは）」 ページ14

国木田さんの待機命令が出てから…うん、そんな経ってないね。
というか、両手両足縛られてる状態で待機以外出来ないっつーの。
ピリピリとした雰囲気が覆面の男達の間で流れている間…
沈黙の状態を破ったのは、影が濃くなっているジョンだった。


「ルーシー…、なんでこんなことになってるんだろうね」

「はぁ？そんなのキャンディが食べたいとか言い出したAの責任でしょ！？」

『えぇ！？いやいやいや！それの原因はマークが襲ってきたから…』

「え？…僕のせい？」

醜い責任の擦り付け合い。
最初の一言は小さかったものの、徐々にその喧嘩はヒートアップしていく。
遂には声のボリュームを考えずに叫び出した。


「じゃマーク！今から責任とってあの覆面野郎共にgoしてきなさいよ！」

「え！？ちょ、無理に決まって…」

『行ける！お前なら行ける！行け！君に決めた！！』

「待って！今サトシの姿が脳内にチラついたけど…って、そんなことより！僕この状態で行ったって何も出来ないじゃん！ポケモンgo出来ないよ！」

『仕方ないからスクルト掛けてやるよ。チャリーン…はい、かかったよー。守備力上がったから行っておいで』

「瞬殺だよ！！！」

「その屍を囮にして私達は逃げるわ！」

「最低！！」


もうやだ！と、ルーシーと私に背を向けたマーク。谷崎は、このパーティーでいることが嫌だよ…と脳内で呟く。
どう見たって遊び人だけで構成されている。特にAなんかは遊び人レベル99だ。クッソ使えない。

警察にバレていることに慌てていた覆面達も、緊張感のない私達の様子を見ては首を傾げる。
あれ？俺らって、テロリストだよね？
こいつら人質だよね？
完全に集中力が切れていた瞬間……


ドガァァン

『…今日の天気予報は〜曇り後岩…』

「馬鹿か…馬鹿か…」

気を抜いていた覆面の男の1人に、巨大な岩がぶつかる。
それは先ほど爆破された裏口の方向…。
誰もが視線をそちらに奪われた先、煙の上がったそこから音をたてながら入ってきたのは…


「A…やっと会えたなァ？」

『ｱｯ、これは仲間に殺されるフラグですね分かります』

彼の頭上には爆破で壊れた壁の破片巨大サイズ。人間技では無いそれに、マーク達はあんぐりと口を開け、私はスッと菩薩顔になる。

ニンマリと笑った中原中也は、頭上に上げていた岩を近くの覆面の男にぶつけ始める。
何とも予想外な地獄絵図が始まった。

マーク「質問！初恋はいつ？」『みんな女子だねwえー、初恋は一時期私の好きだったペロキャンのイメージキャラだったダック君(実際には存在しません)です！』マーク「何それ」『いやぁね？私は好きでメロメロメロンだったんだけど…あんま人気なくってすぐ居なくなったよ。その日が私の初めての失恋日w』マーク「幼いころから意味わかんない子だったんだね。ちなみにどんなキャラ？」『森さんとスライムを足して２で割って飴持たせた感じw』マーク「なにそれ怖いw」→←敦「華河千咲さんからの質問！希崎のファーストキスはいつで、誰と、どんなシチュエーションだった？」敦「『女子だ！！』」『いやぁ、恋バナなんて久しぶりだw 』敦「ファーストキスはまだだよねw」『え？部活の先輩と罰ゲームでしたことあるよ？』敦「」『あっちゃww顔wあー、でも、その先輩女だけどねww』敦「じゃ、男とはまだ無いよね！？」『え！？wうんwごめんねww喪女で』

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