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「あ、その子噂の女の子ですか」

「勝手に見んなホソク」

「見えちゃったんですよ」


やり取りをしているわけではない。
今度会える時に連絡しようと思っているくらいだ。


あの日、本当に何かされていたらどうしようかと気が気じゃなかった。
俺が行けない間もあいつは一人でベンチに座っていたのだ。

無防備すぎるのに、あの時間が穏やかだったから俺も油断していた。


女の子が一人で夜の公園にいるなんて、狙われるに決まっているのに。


「俺の顔なら、他の韓国人と区別できるってさ」

「へえ、なら時間の問題かもしれないですね、SUGAを知るのも」

「そうだよな」

「でもヒョン、その子留学生ですよね? いつまでこっちにいるんですか?」


ホソクにそう言われて、頭をガツンと殴られた。
そうだ、忘れていた。

慌ててカレンダーを見ると、あと半年だと言った時からもう四ヶ月は経っていて。


「あと二ヶ月だ」

「ちょっと、もうすぐじゃないですか。俺たちこれからスケジュールかなり詰まってますよ!」

「分かってる」


そんなこと分かってる。
だからこんなに焦るんだ。


どうしろって言うんだ。
俺はアイドルで、あの子はは日本人で普通の女の子。

会いたいから会う、それが簡単な関係ではない。
そもそも俺たちは、友達でもない知り合い程度の関係だ。


「会いに来いって言うのは、我儘か?」

「どういうことですか?」

「サイン会でも握手会でも、ライブでも。俺が行けない時は来いって、そう言うのは……。やっぱいい、忘れろ」

「ヒョンは」


優しげな瞳と目が合った。
温かくて穏やかな目。Aに似ている気がした。


「その子のことが好きなんですか?」

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apricot384(プロフ) - とても楽しく拝見しました!何度も読み返しました!また続きがあれば嬉しいです!最終の更新から随分経ってますがまた機会がありましたらよろしくお願いします! (2023年2月12日 17時) (レス) id: 5c0405314d (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - あや*˚さん» はじめまして! 作品を読んで幸せな気持ちになっていただけるのが本当に嬉しいです( ; ; )! これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2019年8月31日 19時) (レス) id: 9ab381c422 (このIDを非表示/違反報告)
あや*˚(プロフ) - はじめまして。このお話大好きです。何度も読み返しては幸せな気持ちになりました。これからも楽しみにしています。 (2019年8月30日 9時) (レス) id: e2075205c1 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - ぽちさん» こんばんは! 番外編まで読んでいただきありがとうございます! 本編とは少し時間が空いてしまったのですが楽しくかけたので楽しんでいただけて嬉しいです! (2019年8月30日 0時) (レス) id: 9ab381c422 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんばんは☆すごく大好きなお話で、定期的に何度か読み返させていただいてます^ ^番外編では、砂糖なユンギさんと、少し肉食系なユンギさんを見ることができて楽しかったです/// (2019年8月30日 0時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちよ | 作成日時:2018年3月14日 22時

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