Royal diary【Yuto Nakazima】

43ーRyosuke Yamadaー ページ46

いつものように学校に行って


いつものように帰って


いつものように親にゴマすって







そんな代わり映えのない日々に光が差したのは

高校生になってからだった。









『あなたにはroyalの資格があるわ。

私と一緒に来ない？』



知『涼介が悲しいと、僕も悲しいし...。』









そんな2人に魅せられて、俺はこの一員になった。





知念は旧友で、この学校で再会して仲良くなった。

Aちゃんは初めましてだったけど冷静沈着な性格中に優しさが隠れていることを知ってから興味が湧いた。




俺のはびこっている女はいつも俺に色目を使ってきて鬱陶しかったけど、彼女はそんな事はなくて。



嫌われるのが、怖くない、みたいな。





透明なベールを纏い、触ると毒でやられてしまいそうな






若しくはすぐに消えてしまいそうな






そんな儚い彼女にいつしか惹かれてる俺がいた。









・









中『おかしくない？』









・









アイツが彼女にとってどんな相手か、知らないけど。









あんな顔、Aちゃんにさせるアイツがどんな奴か、俺はまだ知らないけど。









・








負けたくないんだ、絶対。

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