Royal diary【Yuto Nakazima】

30ーYuto Nakazimaー ページ31

言葉に詰まる。


そんなのおかしいって、頭では繰り返してるのになんでおかしいのかが分からない。

それに少しずつ周りも知念くんの方に寄っている。


「「そ う だ そ う だ ！ ！ 」｣

「「転 校 生 の く せ に で し ゃ ば ん な ！ 」」

「「Ｒ3,Ｒ3、Ｒ3,Ｒ3！！！！」」




Ｒ3コールに気押されてた。


その時だった。









「静まりなさい。」









Aの声が冷たく響いた。







「知念さんの言い分、中島裕翔の言い分、
全て理解しました。


ですが。

皆さんの、この中島裕翔に対するヤジ、暴言、は、聞き捨てなりませんね。






この方の制服が、皆さん目に入りませんこと？









こちらの中島裕翔様は、



本日よりＲ4の一員です。




貴方達、そんなお方の前でそんな口効いて

いいのかしら？」






その瞬間、周りがシンとしてこれから先、やじが飛んでくることは無かった。




「そして、




坂本朱美。





((ニコ))あなたにチャンスを与えましょう。｣

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