すべてがとまる。 ページ33
「うっ…ふぅ……うぇ…ん…！！」
嗚咽が止まらず涙が出て、智くんは痛いくらい強く俺を抱きしめた。
もうわけがわからない。
「迷惑かもっ…だけど…！
嫌いに、ならないで……！！
せめて、メンバーとして、でも側にいさせ…て……！」
「ごめん……ごめん翔くん……
あんな態度とって……」
耳元でかすかに聞こえた彼の声は震えていたような気がする。
涙はとまらない。
智くんは俺を抱きしめたままだ。
この状態で頭の中整理してって言われても無理。
頭に浮かんだことから、言いたいことから好きな様に言っていく。
「智くんがっ…やさし、いから…」
「別に優しくない……」
「ううん……
俺のため、にっ…３ヶ月も……」
「違う、違うの翔くん。
翔くんはいろいろ…勘違いしてる。」
「して、ないっ！」
「してるの。」
「してない！！」
言いたいことはすべて言ってしまいたいのに、
智くんの話は聴きたくない。
俺はイヤイヤと首をふった。
聞いて、と言われても嫌だと首をふり続ける。
すると、少し力の弱まっていたハグに
再び力が入った。
そう、痛いくらいに。
「翔くんお願い、聞いて。」
「……」
「翔くん…俺は翔くんのことが好きだよ。」
ピタ、っとすべてが止まった。
その一瞬は俺の首も、思考回路も、心臓も、呼吸も……時間さえも止まった気がした。
智くんが、俺のことが好き？
「え？」
「だから、俺は翔くんが好きなの。」
俺は？翔くんが？好き？？
俺？おいらじゃなくて？かっこいいけど。
翔くんが好き？告白？かっこいいけど。
告白……
ようやく動き出した思考回路のおかげで
俺の顔は真っ赤だ。
鏡なんて見なくても、よくわかる。
「可愛い(笑)」
ふにゃっと笑う彼に無性にドキドキする。
「話すよ、ぜんぶ。」
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みーこ(プロフ) - いやあ、泣いたなあ〜(*≧∀≦*) どうなることかと思ったけど、幸せになるべき人と、幸せになってくれてよかった。(*´∀`)♪ (2016年7月25日 8時) (
レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
Chito(プロフ) - arashi_yama1017さん» ありがとうございます！やっぱりハッピーエンドじゃないと！ですね(*^^*)ヒーローが助けに来てくれて良かったですd('∀'*) (2016年7月24日 16時) (レス) id: 4da6114171 (このIDを非表示/違反報告)
Chito(プロフ) - はるさん» ありがとうございますっ(*^^*)今度は期限無し、素晴らしい締め……また、お付き合いいただけるよう頑張ります♪ (2016年7月24日 16時) (レス) id: 4da6114171 (このIDを非表示/違反報告)
arashi_yama1017(プロフ) - 完結お疲れ様です。いやー結ばれてよかった!恋人期限って言うのはない方がいいと思ってたけど結果オーライじゃん(^^)後翔くん死ぬかと思った。智が助けてくれてよかった! (2016年7月24日 10時) (レス) id: d956090e2c (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - chitoさん、完結おめでとうございます。素敵なお話ありがとうございました(^o^)ここの二人が幸せになれて良かった、今度は期限なしですね！これからも楽しみにしています！ (2016年7月24日 9時) (レス) id: c3e0800d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chito
| 作成日時：2016年6月19日 22時
