頼れ ページ3
ここで嘘ついても怒られるだけやし…
「右手やってもーたみたい…(笑)」
村「！冷やさな！！マネージャーちょっ…んー！！」
慌てて信ちゃんの口を自分の手で覆う
「そんな大きな声で言わんといて！みんなに迷惑かけたくないねん…だからお願い！言わんといて！！」
ス「おーーいAちゃん！大丈夫？怪我ない？！」
「大丈夫です！ご迷惑おかけしました！申し訳ないです！！！」
ス「いやいや！Aちゃんに怪我なくて良かったよ〜それじゃあ5分後に再開するからね！」
「はい！ありがとうございます！」
そして信ちゃんの方を見ると…
村「むごっ…んんん！！！！ん！！！！」
「信ちゃん！！！！！！」
「なに遊んでんねん」
プハっ
村「お、おまっ、あ、、俺が、、俺が遊んでるわけないやろっ！！」
いや、めちゃくちゃ遊んでるやん！！！！
あんたのそのゴリラ力じゃなくても！すばるくんでさえも私の力が及ばないんやから！
簡単に振り切れるやん！！！！
いまもいかにもわざとらしくあざとくくりっくりの目キョロキョロさせとるやん！！！！
エッいや、たしかに誰にも言わんといてって言うだけど！あんた全然心配してないやん！その方が気使わへんから楽やけど！私の気持ちは！！！！！
これが顔に出ていたのだろうか、このふざけたやつの顔がキリッと男前の表情になる
村「心配に決まっとるやろ。ほんまは今すぐ病院行かせたいわ。…けどな〜わかるからな。多分俺でもお前と同じことするやろうし。まっ、俺は痛い顔せんけどな(笑)」
「信ちゃんは怪我すらしないんちゃう？(笑)」
せやな、なんて笑う
村「…お前はもっと頼れ。すばるでもヨコでもヤスでも亮でも大倉でも。丸でも俺でも。アホばっかしやし頼りないかも知らんけど、絶対力になるから。俺たち、仲間っちゅーか、家族みたいなもんやろ？」
そう言って頭をくしゃって撫でる
村「そろそろ5分か。何度言うても聞かんやろうけど、無理すなよ」
彼の後ろ姿はとても頼もしかった
ロケはまさかの1時間も早く終わった
もちろん仕上がりは最高！うちの村上信五できる子なんです！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茅留 | 作成日時：2020年3月26日 12時
