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常識の無さ。 ページ11

「…もぉー。やっと星井先輩のお説教終わったよー…
初日からしゃべる自分の部屋の話に付き合って
遅れちゃうなんて……ついてないー
…ちょっと喋りすぎなんだよーあいつ。」

食堂での食事、お説教が済んだ後。
私はカナちゃんに廊下を歩きながら
今までの経緯を愚痴を挟みつつ語っていた。

白「そーなんだぁ〜。うちのはあんまり喋んないなー。あ、でも趣味は可愛いかもー」

「趣味?」

白「うん。なんかついてそうそう
ピンク色のリボン頭に付けられてさー、
『女の子だからピンクつけなきゃ!』
とか言われてー。
なんか色々ほめられたからそのまま付けて来ちゃったんだよねー…。」

カナちゃんは言いながら
クリーム色の髪によく合うパステルカラーの
ピンク色のリボンを軽く指でいじる。

「でも、カナちゃんそのリボン結構似合ってるし可愛いよ〜」

白「そうかな?ありがとー!次から付けていこうかな?」

そんな風に楽しく会話しながら自分達の部屋を呼び出せる壁まで歩く。

「…あ、そー言えばさ。
明日からだよね、本校舎での勉強!」

白「そうだね!明日から魔法の授業も始まるし、いよいよって感じだねー!」

「うん!」

そうなのだ。明日から学園内バスで、本校舎への通学が始まり、同時に様々な授業がスタートするのだ。

「楽しみだなー!特に魔法!」

白「ねー!そういえば私とAちゃん、魔力の量はA判定で一緒だったけど、得意魔法は水と植物で別れちゃったねー。残念だなー…」


「へ?水と植物??A判定っていうのはわかるけど、得意魔法ってなに??」

新たに分からない事発見!
常識のように話すカナちゃんがピタリと止まった瞬間。
私はこの学園についての常識が無い事を改めて自覚した。


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設定タグ:魔法 , 学園 , 日常   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - とっても面白いです!続き待ってます! (2019年1月8日 16時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - 初めまして!にち℃さん、私も魔法学園の小説を書いています!更新頑張ってクダサイ、応援しています! (2018年12月3日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
月夜姫の理想郷(プロフ) - 人物紹介は性別を書いた方が良いと思います。頑張ってください、応援してます。 (2017年5月27日 12時) (レス) id: ba831143d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にち℃ | 作成日時:2017年5月22日 19時

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