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実彩子「 A！A組のまりんちゃん彼氏出来たって！ 」
あ「 えっ！？ほんとに！？やっぱり可愛い子は違うね…ｗ 」
教室に入るなりいつもの様に幼なじみの実彩子が私に駆け寄ってくる。
友達の恋バナに興味深々になるぐらい単純な高校3年生。
どこにでもいる高校生。
それが私。 林A。
こんな私に恋なんて、、 ね、、？
どうせ恋なんて可愛い子がするもんでしょ。
またお決まりの言葉が頭に浮かぶ。
心の奥で羨ましいって思ってることは自分でもわかっていない訳でもない。
先生「 はーい！席について！ 」
そんな頭のモヤを消すように大きな声で呼びかける先生の声が教室に響き一斉にみんなが席につく。
先「 この前アンケートをとった体育大会の役員を発表します！ 」
いきなりの発表に
「 え〜 」
という声がクラス中に響く。
私はクラスの会長をしている。
自分でも何故しているか分からない。
なんで私？と思いながら淡々と仕事をこなす毎日を送っている。
生「 こーゆーのってさ、もう会長が団長するに決まってるようなもんでしょｗ 」
生「 だよねｗ 」
クラスのどこかから聞こえる声。
先「 えーっと。団長は西島。副団長は林。 」
生「 やっぱりｗ 」
淡々と呼ばれるおそらくみんなの予想通りの名前達。
実「 Aやっぱりじゃん！ 」
あ「 あ、うんｗ 」
夏休みとか忙しいんだろうなぁ、、
そんなことしか頭に浮かばない私は最低だなｗ
この体育大会が私にとって大きなものになるとは…
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作者名：ちの | 作成日時：2019年3月22日 22時
