どりーむ 知念 ページ34
突然詠いはじめた《白百合》
そのうたが進む事に苦しそうにもがく《夢莉》
違う。
《侑碆》は《夢莉》に殺されたんじゃない
確信はないけど、なぜだか心がそう訴えてるんだ
優里「これで最後よ。《夢莉》」
優里「《あすしらぬ〜我身ど思えど〜…》」
薮「さっきっからこいつ、''死''や''悲しみ''のうたしか詠ってないぞ。」
なんだか不快だ
その時だった
優芽「《恋ひわび〜しばしも寝ばや〜夢のうちに〜 見ゆれば逢ひぬ〜見ねば忘れぬ〜》」
綺麗なリズムと素敵な音
煌びやかで華やかに舞う
_________優芽の姿を見たのは
そして
優芽「《思ひつつ〜寝ればや人の〜見えつらむ〜夢と知りせば〜さめざらましを〜》」
知念「……えっ…!!!?!」
山田「この歌!!?」
有岡「知念がこの前…詠ってた」
僕が君を思い出す
僕と君が出会った
その時のうた
・
・
・
優里「うっ………お前……何故それを!」
優芽「……貴方が妖ね」
優里「はぁはぁ……何故だ!なぜ!なぜ!お前なんだ!!!」
みるみるうちに化け物の姿に変わっていく《白百合》
JUMP「うわぁああぁあああ!!!!!」
優里「なぜだ!《侑碆》!!私はあんなにお前を愛したのに!!!なぜ気付かぬ!なぜ《夢莉》なんだ!!!!!」
知念「…………。」
優芽「《白百合》…。」
優里「お前にはわからんだろ。捨てられた私の気持ちが!!!!!《侑碆》はお前を選んだんだ!醜い、悔しい、憎い、忌々しい!!!!!」
優里「私はお前達が…《夢莉》と《侑碆》が不幸ならそれでいい!!!!」
知念「僕を《侑碆》を殺したのはお前だったんだな」
優里「えぇそーよ。《夢莉》にわからせてあげたかった。愛する人を失くす、愛する人を奪われる、私のこの気持ちをね!」
優芽「《忘れじの〜行く末までは〜難ければ〜今日を限りの〜命ともがな〜》」
優里「うわぁああぁあああぁあああああ」
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作者名:レモン | 作成日時:2018年3月17日 21時