＊5日目 ページ24
***
大貴「あの、それで知念さん…」
.
次の日。
会議室のような場所で、私を上座に座らせ、
それを囲むように座るHSJメンバー。
.
有岡さんはチラっと私を見て、
次に、そろりと知念さんに尋ねる。
.
大貴「この子は…」
侑李「Aちゃん。」
大貴「いや、名前を聞いてるんじゃなくてですね!?」
侑李「でもさっき、期間限定のマネージャーとも言ったよ?」
.
裕翔「あ、俺は聞いたよー!昨日だけど。」
雄也「というか、さっきって急じゃない?」
.
有岡さんの動揺っぷりとは裏腹に、
小首を傾げて素直に答える知念さん。
.
中島さんは何が面白いのか、
相変わらずきゃっきゃと一人はしゃいで。
�睫擇気鵑麓�分の長い前髪を指で払い、
有岡さんに同情したような視線を送る。
.
大貴「あ、あのですね、知念さん…
この子…Aちゃん?…学生だよね?」
侑李「うん。」
大貴「な、何故にマネージャーさせてるのでしょう…?」
.
何とか落ち着こうとはしてるものの
さっきから噛み噛みで、取り乱してるのが分かる。
だけど、知念さんはそんな有岡さんの心情を知ってか知らずか
また淡々と口を開いた。
.
侑李「だって僕を護りたいらしいから。」
大貴「はぁ?そ、それって、ストーカー…」
「ち、ちがいます!」
.
今度は私が割って入ってしまう。
有岡さんは大きな目をパチクリさせ。
それから勢いよく首を振る。
.
大貴「やっ、きみが言ったところで信用ならないから!」
「うっ…」
.
確かに、有岡さんの言う通り…
というか、私が口を挟んだせいで
余計に疑われるのに…
.
裕翔「あ、それに学生なら学校あるじゃん!」
雄也「親とかも心配してんじゃない?」
.
不審の目で見られ、何も言うことができない。
もちろん、“見た目”が学生の私を
心配してくれてるのもちゃんと分かっているけど…
.
ずっとHSJが好きだったのに
私今、そのメンバーに迷惑かけている。
.
ここからいなくなりたい。
消えてしまいたい…
***
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Ahr(プロフ) - 本当にめちゃくちゃ感動しました…！！素敵なお話ありがとうございます^ ^ (2022年7月5日 22時) (
レス) @page49 id: bfc2ddf8fe (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - まーさん» 初コメントありがとうございます!感動してくださってこちらこそ嬉しいです（；＿；）素敵なコメントありがとうございます! (2021年12月13日 23時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - はるかさん» こちらこそ、今年もお付き合いいただきありがとうございます!来年、、時間作ればまた作らせていただきます( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年12月13日 23時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - いくさん» こちらこそコメントありがとうございます \(( °ω° ))/ このお話で感動してくださったようで嬉しいです! (2021年12月13日 23時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 初コメント失礼します。描写が具体的で、すっごく引き込まれました！でも、最後に近づくにつれて涙が込み上げて来て、、、 面白かったし、めっちゃ泣きました！ほんとうに、良い作品、ありがとうございます！ (2021年12月3日 17時) (レス) @page45 id: 2c3bd810a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも
| 作成日時：2021年11月21日 7時
