それはきっと、運命。(Yuri)

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侑李「え…?」









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小さすぎた言葉に、

ぽかんと口を開く侑李。









それから、おずおずと

ゆっくりこちらに戻ってきた。









.









侑李「あの、今さっき…」

「…っ。」









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侑李に両腕を掴まれる。

私は思わず、俯いてしまう。









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侑李「なんて言った…?」








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だけど、侑李の目がきょろきょろしてるのが

分かってしまって。









目線を上げると、元々大きな瞳がもっと見開いていて

動揺してるのか、唇がふるふると震えてる…








.









「…っ、だから…」

侑李「うん。」









「侑李のことが、すきで…」









.









情けないほど震える声。

もう、限界だった。









たまらなく恥ずかしくなって、泣きそうになって

はぁ、と大きく息を吐いた。









.









「…っ、好きだぁ…」








.








全身の力が抜けて、

しゃがみこんでしまった。









.









侑李「好きだぁ、って…」









.









そんな私に、侑李は一緒に

しゃがみこんで…








.









侑李「何だよ、それ…」









.









そして、聞こえてきたのは微かな

笑い声。









.









侑李「こんなプレゼントもらったの、

初めてなんだけど。」









.









とんだサプライズだわ。









そわそわ、おそるおそるというように、

頭が撫でられる。









.









「プレゼント…?」









.









だけど、侑李の発した言葉に

目が点になる。









だって、プレゼントって、

まさか…









.









「侑李、もしかして今日誕生日なの…?」









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