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「へ…」
.
変な日本語が聞こえてきて
ついつい、また聞き耳をたててしまう。
さっきからやってるのは英語?
というか、ミケっていったい…
.
「マジかよ…」
「俺は尊敬する。」
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二人の男の人が頭を抱えている。
茶色い髪の毛の人と、
きのこみたいな髪型の人。
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「ありゃ、やっぱ変?」
「じゃあ聞くけど、光はこんな文章聞いたことある?」
「……てへ。」
「かわいくねぇー。」
「おい!」
.
相変わらず大きな声…
無意識に三人を観察してたら
知念くんも彼らを見ていた。
.
「もう!あのね、look likeは“〜のように見える"とか
“〜のようだ”で、動詞じゃないし!」
「うん。」
「んで、このitは"それ"とは
訳さないので!」
「へぇ…」
.
茶髪の人が分かりやすく説明している。
へんてこな日本語訳をした人は真剣に聞き、
きのこヘアの人は手に口を当ててクスクス笑ってる…
.
「くくっ、あとね八乙女さん。
これ、ミケじゃなくてマイクだから。」
「ごほ…!」
「んん…!」
.
誰かの声と重なって
ついに吹き出してしまった。
.
だって、声大きいもん。
だって、可笑しいんだもん。
ミケがマイクってもう…!
.
「ふ、ふふ…」
.
ダメだ…
堪えきれない。
必死で口を手で押さえるけど、
肩は上下に動きっぱなし。
何気なく知念くんを見ると
彼もクスクスと笑っていた。
.
侑李「く、ふふ…」
.
知念くんも堪えようとしてるけど
笑いが溢れて、もうバレバレ。
.
こんな笑う知念くんを見るのは初めてだった。
口元をグーで隠して俯く知念くんが新鮮で。
.
何でだろう…
嬉しい。
笑ってる知念くんの顔を見れて、
すごく嬉しい。
.
そうしてるうちに、んん、と咳払いが
聞こえてきた。
見上げると、キリッと眉を上げた先生が
こちらを睨んでる。
.
「図書館では静かに。」
「す、すみません。」
.
注意されたけど、
笑いはまだ収まりそうにない。
.
斜め前に座る知念くんを見ると
怒られちゃったね、って。
また二人でクスクス笑った。
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まりも(プロフ) - ひささん» お返事遅くなり申し訳ございません(/ _ ; ) リアルの知念さんの懐もとても大きいですよね(^O^)良かったと言ってくださり、書いた甲斐がありました。ありがとうございます^_^ (2021年5月1日 1時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
ひさ - 知念くんの器の大きさと優しさに泣けました。きっと侑李はこんな感じだと思います。凄く良かったです! (2021年4月19日 22時) (レス) id: bc0d6eba18 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - JUMPLOVE子さん» こちらこそお返事遅くなってごめんなさい。よ、読みやすいんですか!?( ; ゜Д゜)そしてぼろ泣きにもびっくりです。ありがとうございます(*/□\*)3周目も楽しんでいただけたら嬉しいです(〃ω〃)笑 (2021年1月1日 20時) (レス) id: aaad2f0c31 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - はるかさん» お返事遅くなってごめんなさい!前作も読んでくださってありがとうございます(*/□\*)涙まで流してくださるなんて、こちらこそ涙が出そうです(>_<)ありがとうございます(; _ ;) (2021年1月1日 20時) (レス) id: aaad2f0c31 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE子 - 遅くなりましたが、お疲れ様でした!文章下手くそなんて書いてましたけど全然そんなことないです!!とっても読みやすくて最後の最後でボロ泣きさせていただきました(;ω;)今から3周目いってきます!(笑) (2020年12月2日 22時) (レス) id: 82c7647d6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2020年11月26日 15時