僕のお願い事＊RW＊ ページ35
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-RW side-
コンクール関係者との食事会を済ませ自宅に帰ってきたのは日付けが変わってから
体は疲れているのに気持ちは高まったままで寝付けない
携帯の存在を思い出し、画面をタップすると
優勝を祝うメールばかりで
サラサラと目を通すと、一瞬指の動きが止まった
RW「Aちゃん……………？」
『リョウクさん、優勝おめでとうございます』
シンプルなメッセージなのにすごく嬉しくて
病院に面会に行こうと朝を待つ。
もらった花束を小さくブーケにして
スイーツをカゴにラッピングして
朝食が終わる時間を狙って病院に向かった。
RW「驚くかなぁ。Aちゃん」
まるで小学生のイタズラみたいにワクワクして扉に手をかけた。
RW「…………ウソ………で、しょ？」
目の前に広がった光景は
誰もいない殺風景な部屋
行き慣れたナースステーションに向かうと
「あっ………………」
看護師の方が先に僕に気づいた
「Aさん、退院したんです。
した。と言うよりさせられた。の方が正しいかな……………」
RW「させられた。って……………」
寝不足の頭ではすぐに理解出来なくて
鼓動が速くなるのがわかるから
答えを急かした
「実は……………」
詳しくはわかりませんが。と前置きして
弁護士が払った入院費、それを知って黙って退院したAちゃん、病院に来て事実を知って暴れたヒョン
いつかこんな日が来ると思ってた＿＿
RW「ありがとうね。じゃあ、これ、みなさんで」
最後の差し入れを渡して僕は病院を後にした。
久しぶりに掛ける電話がこんなに緊張するなんて思ってもみなかった
何度目かのコールで繋がった
RW「もしもし、Aちゃん？
ただいま。今、どこにいると思う？」
しばらく沈黙が続いたから
RW「病院。でもね、会えなかった(笑)」
「ごめんなさい……」
小さく謝る声に僕の方が切なくなる
RW「僕のお願い事、叶えてくれるよね？」
今はAちゃんのこと
詮索しない方がいい。
どこにいるのか
誰といるのか
そんなこといつかわかるから………
待ち合わせ場所を決めて数日後
待ちわびていたAちゃんに会った
僕を見て少しぎこちなく笑うAちゃんが愛おしくて、会った瞬間に抱きしめていた
「リョウクさん、おめでとう………ございます」
ねぇ、Aちゃん
ゆっくりでいいから話を聞かせてくれる？
泣いてもいいよ。
抱きしめてあげる。
だから
今日は僕だけを見て？
もっと近づきたい……＊RW＊→←My Princess……＊RW＊
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向日葵(プロフ) - 美咲さん» 美咲さん、こんばんは。4章を公開しました！楽しんでもらえるように頑張ります！ (2017年1月25日 20時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - こんばんは！毎回楽しみにしてます！あたしも続きが気になります！待つ楽しみもありますが、良かったらパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2017年1月24日 23時) (レス) id: 84a771f1c6 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - akoさん» 初めまして。コメントありがとうございます！ドキドキしてもらえていますか？みんなが幸せになれるように……4章も頑張ります！ (2017年1月24日 7時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 玲奈さん» 更新を楽しみにして頂けて嬉しいです！メッセージの方でパスワードをお知らせしますね。 (2017年1月24日 7時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
ako(プロフ) - はじめまして。。。毎回ドキドキしながら読んでいます。兄さんもリョウクもどちらも好きなのでこれからの展開をワクワクしながら待っています。みんなが幸せになれますように♪ (2017年1月23日 23時) (レス) id: c40393559c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年11月15日 8時
