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部屋にあがると、ヌナの子どもが僕の顔をじっと見て
「パパ…？」
そう聞いてきた
「違うよ。ママと同じお仕事をしているお兄ちゃんだよ」
キッチンから声をかけるヌナ。
それでも、じっと僕を見ているから
「一緒に遊ぼ！」
と自分から声をかけた
最初は緊張していたのか無口だったのに
「おにいちゃん、せんろつくってー！」
気づいたら、すっかり打ち解けて二人でプラレールで遊んだ
「さぁ、ゴハンにするわよ。手を洗ってきて！」
僕は「おにいちゃん、こっち！」と案内されて手を洗いリビングに戻った
ヌナの手作りのゴハンをご馳走になって
「おにいちゃんとねるー」
と僕の手を引っ張るから一緒に布団に入ると、ついウトウトしてしまい眠ってしまった……
「ヌナっ、寝ちゃった！
ゴメンっ！！」
慌てて寝室から飛び出ていくと
「ううん、こちらこそたくさん遊んでくれてありがとね。
普段、なかなか遊べないから助かったわ。」
テーブルの上に温かいコーヒーが用意してあった
「ねぇ、ヌナ………大丈夫？」
どうしても聞きたかった。
ヌナの本音を。
自分を苦しめてまで守ろうとするものは何なのか、僕にはわからなかった
あの涙の意味も。
僕に甘えてくれた理由も。
「ヌナ………、僕に出来ることって……ある？
スーパーマンにはなれないけど、力になりたい。一人で抱え込まないで…」
僕の言葉に一瞬戸惑いながら
「ありがとう………」
たった一言の返事。
「それって…………答えじゃない。
僕には言えないか。
そうだよね、うん、僕はヌナにとって単なるバイトの一人だもんね。」
ごちそうさま。
コーヒーのコップをキッチンに運んで、リュックをつかんで帰ろうとすると
「リョウクくんっ……」
小さな涙声。
振り向けば……また泣いてる。
「もぉ、どうしたの？」
ヌナの隣に座って、そっと肩を引き寄せた
「私…………」
そこから続かない言葉。
だけど、ヌナの気持ちを聞かなきゃ。
だってツライんでしょ？
さっき………
ヌナがキッチンで食器を洗うときに、袖を捲った腕から見えた赤くなった皮膚。
火傷？
それとも擦り傷？
見てはいけなかったのかな？
ヌナ、大丈夫？
僕でよかったら、話を聞くから。
そっと僕の肩にヌナの頭を乗せて、話せるまでゆっくり待った
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ひまわり(プロフ) - みみももさん» やっと夫婦になれそうです(笑)お兄ちゃんからお父さんへ。幸せになってほしいな〜なんて願いながら話を書きました！こちらこそコメントありがとうございます♪ (2016年5月22日 5時) (
レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - やっとやっと夫婦に！ありがとうー！ (2016年5月21日 22時) (レス) id: 93553c412c (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - りんさん» こちらこそ、いつもりんさんからのコメントを楽しみにしています。感謝です♪ (2016年5月11日 6時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リョウク（≧∇≦）ひまわりさんリョウクの話しありがとうございます。 (2016年5月10日 19時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - りんさん» 不器用な二人ですが……ちゃんと思いが通じ合うように続きを頑張ります！いつもコメントありがとうございます♪ (2016年4月30日 8時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作成日時：2016年3月5日 1時
