RWside‐1‐ ページ23
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新米教師だった僕にも後輩が出来て
少しずつ慣れてきたこの仕事。
皺ひとつなかった新品のスーツも何回もクリーニングに出す事が増えた。
ワイシャツだけ。
これだけはAがアイロンをかけてくれる。
「クリーニング代もバカにならないでしょ？」
これくらいしかできないけど。って
ううん、これくらいじゃない。
すごく嬉しいんだ。
平日は月曜から木曜まで全力で残業して、金曜だけはなるべく定時で帰れるようにしている。
「今の若い先生はデートで忙しいのか？」
なんて、年配のオジサン先生の嫌みを交わして向かうのは………彼女たちが待つ家。
エレベーターもない古い建物の団地。
階段を一気に昇ってチャイムを鳴らす
ガチャ＿＿＿
「はあい、おかえりなさい！」
「ただいま(笑)」
ただいま。って帰る僕。
おかえり。って迎えてくれるA。
「リョウクおにいちゃん、おかえりなさい！」
僕の顔を見て手招きする
「みて！みて！」
テーブルの上には、ランドセルのパンフレット
「おっ、ランドセル？どれがいいの？」
「ぼくね、これ！」
指差したのは……ネイビーのランドセル。
「まだまだだと思ったけど……あっという間だね。」
「いつ見に行くの？」
「まだ決めてなくて……実際に見るとまた違うんだろうけど。」
Aは休みなく働いているんだ。
日曜日だけは子どもと過ごすために休みにしているけど……
私が働かなきゃ。
あの子を守れるのは私だけ。
それが口グセのA
「明日さ。一緒に見に行ってこようか？
これでも現役教師だし。使いやすさとか選ぶポイントは多分店員より詳しいよ？」
「ホント？でもいいの……？」
「当たり前じゃん。」
「ありがとう」
Aは嬉しそうに
「明日ね、リョウクお兄ちゃんとランドセル見に行こうね。」
って笑顔で話しかけている
「ホント！？おにいちゃん、いいの？やったー！」
僕の手を引っ張って飛び跳ねる姿に
「わかった、わかったから。落ち着いて(笑)」
Aも笑いながらテーブルにご飯を運ぶ
「今日はね、二人でカレーライスを作ったの。
ゆで玉子は一人で挑戦したんだよね？」
「うん！からをむいたんだよ！！」
ツルツルのゆで玉子は半熟気味で思った以上に美味しかった
きっと一生懸命作ってくれたからだろうな。
毎日、こうやって過ごしたい…と思うのは僕だけなのか？
ねぇ、A…………
正直な気持ちを聞かせてよ
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ひまわり(プロフ) - みみももさん» やっと夫婦になれそうです(笑)お兄ちゃんからお父さんへ。幸せになってほしいな〜なんて願いながら話を書きました！こちらこそコメントありがとうございます♪ (2016年5月22日 5時) (
レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - やっとやっと夫婦に！ありがとうー！ (2016年5月21日 22時) (レス) id: 93553c412c (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - りんさん» こちらこそ、いつもりんさんからのコメントを楽しみにしています。感謝です♪ (2016年5月11日 6時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リョウク（≧∇≦）ひまわりさんリョウクの話しありがとうございます。 (2016年5月10日 19時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - りんさん» 不器用な二人ですが……ちゃんと思いが通じ合うように続きを頑張ります！いつもコメントありがとうございます♪ (2016年4月30日 8時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作成日時：2016年3月5日 1時
