107：世界一あこぎな男 ページ10
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世界一周の渡航プロジェクト。
ただの帆船だけでは命知らずだ。
故に千空には石油を発掘させ、機帆船での渡航を要求した。
復活直後でもわかる。
こんな世界で、人々を牛耳る男。
こんな世界で人々に頼られる男。
そんな男が、石油のひとつ、見つけられない筈がない。
龍水｢…だから、命の値段を少し張らせて貰おうか｣
ゲン｢ま、まだなんか要求するの！？｣
龍水｢なぁに、ただの人探しだ。場所は大体想像が着く。ついでに復活権を一人分俺に寄越せ。｣
探し出してやる。
たとえ何年かかろうと、貴様だけは。
この何も無い世界で、俺は貴様に全てを与えられる。
それはなんと
心躍る。
千空｢本当に優先するべき奴なんだな？｣
警戒を見せる千空に、龍水はにやりと歯を見せた。
龍水｢ああ、俺が、連れて行きたい女だ。｣
ゲン｢女の子…？｣
龍水｢髪は絹のように細く腰ほどの長さで、肌は陶器のように滑らか。
背筋は洗練された姿勢で、指の先まで無駄がない。
石化直前は東京郊外にいた筈だ。
復活後は更に驚くだろうな。
宝石を嵌め込んだようなその瞳には、どんなに美しい装飾品も見劣りする。｣
首を傾げたゲンの言葉に反応し、石化状態でも判別できる、個人の情報を言っていく。
千空はだんだん苦虫を噛み潰したような顔になり、その表情を見てゲンも察した。
完全にその女と知り合いである。
ゲン｢…随分気に入ってるじゃんその子のこと♪なぁに、“女は全員美女”スタンスの龍水ちゃんにとっての、世界一美しい女の子？そりゃ連れて行きたくなるよねぇ、見てみたいなぁ｣
千空｢おい…｣
大体状況が掴めてきたゲンが、本音を聞き出すように龍水に発破をかける。
彼はゲンの煽りなど意に介さず、瞳を濡らし嬉しそうに頬を染めた。
龍水｢いや、世界一愛おしい女だ。｣
龍水｢ぁがっ…！？…ハッ……なんっ……！！？｣
数分後、機帆船建築場に戻ってきた龍水は驚きのあまり口が閉じなくなる。
何故。
何故、ここに、
既に復活しているとは。
彼女は何やら男に支えられながらも、警棒を持った男と話していた。
隣でゲンが笑い転げる。
疑心の目で千空を見れば、耳を掻きながら溜息を吐かれた。
千空｢正真正銘お目当てのご令嬢様だ。3700年ぶりの再会に感動しやがれ。｣
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柏餅(プロフ) - 栗子さん» \(//∇//)\ (2月23日 11時) (
レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» あけましておめでとうございます〜！🐉⛩️🎍ハートのクイーンは今後も重要な要素なので注目されて嬉しいです！！✨今年もよろしくお願いします！！🫶 (1月13日 17時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 夢主ちゃんハートのクイーンが欲しかったのお嬢すぎて好きです！遅れましたが明けましておめでとうございます！ (1月9日 13時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マジで共感の嵐です！ (12月7日 17時) (レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» Dr.STONEの女の子ってマジでいい女ばっかですよね〜！最新話まで見てくれてありがとうございます！！🥳 (12月4日 23時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年10月3日 22時
